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2001年しし座流星群

しし座流星群大出現!

予想に反して火球も多い

 19日早朝しし座流星群が一時間あたり3000個以上の大出現をしました。
(撮影:JN伊那(笹岡満栄))7分間に4個の火球が写されている。最大のものはー8等級。

今回のしし座流星群は明るい火球が多く見られました。
JNの火球カメラでも1時間あたり50個以上の明るい流星が撮影されています。
ここでは、特に明るかったものについて紹介します。

11月15/16日 4h34m35s 東北地方南部

関東から東北地方にかけて目撃された大火球で、しし座流星群ではないと思われていたものです。
この火球がJN針尾の火球カメラに撮影されており、しし群であることがわかりました。
満月級の明るさがあり、永続痕(飛行経路に沿ってみられる雲状のもの)が長時間目撃されています。
また、電波観測(HRO)でも長いエコーが受信されています。
画像は
こちら

11月18/19日 1h47m29s 静岡県

中部地方の広い範囲から目撃された火球で、この付近では最も明るいものだったと思います。
多くの写真と、10分以上にわたる永続痕が観測されており、今回最も多くのデータが得られていると思います。
上の、笹岡さんの写真の一番明るいものがそうです。

11月18/19日 2h50m 東シナ海

九州地方から目撃された大火球で、満月級あるいはそれ以上の明るさがあったようです。
九州から中国地方にかけて目撃されていますが、東シナ海での出現だったため、
詳細な情報が少なく残念です。
長崎の山口 守さんからは
スケッチを送っていただきました。
長崎の藤本康尚さんからはこの
火球の写真を送っていただきました。
大火球だったことがわかります。NikonF50 28mmF3.5。