19日早朝しし座流星群が一時間あたり3000個以上の大出現をしました。
(撮影:JN伊那(笹岡満栄))7分間に4個の火球が写されている。最大のものはー8等級。
今回のしし座流星群は明るい火球が多く見られました。
JNの火球カメラでも1時間あたり50個以上の明るい流星が撮影されています。
ここでは、特に明るかったものについて紹介します。
11月15/16日 4h34m35s 東北地方南部
関東から東北地方にかけて目撃された大火球で、しし座流星群ではないと思われていたものです。
この火球がJN針尾の火球カメラに撮影されており、しし群であることがわかりました。
満月級の明るさがあり、永続痕(飛行経路に沿ってみられる雲状のもの)が長時間目撃されています。
また、電波観測(HRO)でも長いエコーが受信されています。
画像はこちら
11月18/19日 1h47m29s 静岡県
中部地方の広い範囲から目撃された火球で、この付近では最も明るいものだったと思います。
多くの写真と、10分以上にわたる永続痕が観測されており、今回最も多くのデータが得られていると思います。
上の、笹岡さんの写真の一番明るいものがそうです。
11月18/19日 2h50m 東シナ海
九州地方から目撃された大火球で、満月級あるいはそれ以上の明るさがあったようです。
九州から中国地方にかけて目撃されていますが、東シナ海での出現だったため、
詳細な情報が少なく残念です。
長崎の山口 守さんからはスケッチを送っていただきました。
長崎の藤本康尚さんからはこの火球の写真を送っていただきました。
大火球だったことがわかります。NikonF50 28mmF3.5。