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ZCoder SDK Version 1.0.0 リリースノート
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このリリースノートには、ZCoder SDKに関する最新情報とインストール方法、
既知の問題、フィードバックとサポートなどの情報が載っています。

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■概要

　ZCoder SDKは、フリーソフトのMIDIシーケンサである「ZCoder」で作成したソング
ファイル(標準MIDIファイル)の再生機能を、Windows上で動作するアプリケーションへ
組み込むための開発ツールです。ゲームソフトウェアでの利用には欠かす事のできない
ループ再生機能や、その他のアプリケーション向けとしてマルチポート再生も装備して
います。

　また、DirectMusicをベースにしたソフトウェアシンセサイザを内蔵しており、PCの
環境に依存しない再生環境を提供するために役立てることができます。

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■ZCoder SDKの利用方法

　ZCoder SDKを利用したアプリケーションを開発するには次のファイルが必要です。
　なお詳細については、APIリファレンス「ZCoder SDK.pdf」を参照してください。

　1) アプリケーションの開発に必要なファイル

　　・C/C++処理系の場合

　　　　Bin\ZPLib.Dll    : ZCoder SDKを利用したアプリケーションの実行に必要です。
　　　　Bin\ZPLib.lib    : VC++用のインポートライブラリ(COFF形式バイナリ)です。
　　　　Bin\ZPLibBCC.lib : BCC用のインポートライブラリ(omf形式バイナリ）です。
　　　　Include\ZPLib.h  : API関数の定義です。

　　・Visual Basicの場合

　　　　Bin\ZPLib.Dll         : アプリケーションの実行に必要です。
　　　　VBSynth\CallZPLib.bas : API関数の定義方法のサンプルです。このファイルを
　　　　　　　　　　　　　　　　参照するか、このまま利用すると便利です。

　　・その他の場合

　　　　Bin\ZPLib.Dll    : ZCoder SDKを利用したアプリケーションの実行に必要です。

　2)再配布可能ファイル

　　ZCoder SDKを利用して開発したアプリケーションを配布するために、
　　次のファイルをアプリケーションに添付して配布することができます。

　　　・Bin\ZPLib.Dll : ZCoder SDK 再配布可能ファイル

　3)APIリファレンス

　　APIリファレンスは、「ZCoder SDK.pdf」として本SDKに付属しています。
　　プリンタへ出力した時に読み易くなるよう、PDFファイルとして提供しています。

　　なお、このドキュメントを参照するには Acrobat Reader が必要です。

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■システム動作環境

　1) 開発環境について

　　ZCoder SDKは、次の開発環境で利用することができます。

　　・Microsoft Visual C++ 6.0 SP5
　　・Borland C++ Builder フリーコマンドラインツール
　　・Microsoft Visual Basic 6.0 SP5

　　なお、他の開発環境でも利用できる筈です。
　　もしも利用できない場合には、ご一報下さい。

　2) アプリケーションの動作環境について

　　ZCoder SDKを利用するアプリケーションは、次の環境で動作します。

　　・Windows98 SE以降
　
　　ZCoder SDKを利用したアプリケーションは、少なくともWindows98 SE/Windows Me/
　　Windows2000/WindowsXpで動作します。
　　なお、Windows95 及び 初期のWindows98(無印)では基本的に動作はしませんが、
　　DirectX 6.2以降のドライバをインストールしたPCであれば、動作する可能性が
　　あります。(但し、動作確認は各自の責任において行ってください)

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■サポートとフィードバック

　ZCoder SDKのサポートは、Eメールで受け付けています。
　メールアドレスは次の通りです。

　　　mailto:yokomumu@cpserv.com

　次のメールフォームをご利用ください。
　なお、これは一例です。必要な情報が伝えられるものであれば、形式には拘りません。

　1) 不具合を発見したとき

　　・タイトル 
　　　「ZCoder SDK 不具合報告」

　　・内容
　　　　1) ZCoder SDKのバージョン
　　　　2) 不具合内容（どのような現象であるか）
　　　　3) 再現方法（どのようにしたら再現できるか）
　　　　4) その他（何か気付いた点があれば）

　　・例
　　　　1) ZCoder SDKのバージョン
　　　　　　Ver.1.0.0
　　　　2) 不具合内容（どのような現象であるか）
　　　　　　ZPLib_Playを呼んでも再生が始まらない
　　　　3) 再現方法（どのようにしたら再現できるか）
　　　　　　test.midをZPLib_LoadSMFでファイル名として指定したとき
　　　　4) その他（何か気付いた点があれば）
　　　　　　test.midファイルを添付します

　　　　なお、再現方法はできるだけ詳しく書いて頂けると助かります。

　2) 要望

　　・タイトル 
　　　「ZCoder SDK 要望」

　　・内容
　　　　1) 要望の概要（機能追加 or 変更 or 引数追加など）
　　　　2) 内容（どのような要望であるか）
　　　　3) その他（備考など）

　3) 質問

　　・タイトル 
　　　「ZCoder SDK 質問」

　　・内容
　　　　1) 質問の概要（APIの使用方法 or 仕様についてなど）
　　　　2) 内容（不明な点、実例に対してどう解決するか？…など）
　　　　3) その他（備考など）

　　・例
　　　　1) 質問の概要（APIの使用方法 or 仕様についてなど）
　　　　　　APIの使用方法
　　　　2) 内容（不明な点、実例に対してどう解決するか？…など）
　　　　　　フェードインが終わったかどうかを調べるには
　　　　3) その他（備考など）
　　　　　　なし

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■よくある質問

　ここには、よくある（又はあり得る）質問とその回答を記載しています。

　Ｑ: ZCoder以外で作成した標準MIDIファイルでも、再生することはできますか？
　Ａ: 標準MIDIファイルのFormat0、又はFormat1であれば再生することができます。

　Ｑ: ループ再生のできる標準MIDIファイルとは、どんなものですか？
　Ａ: ZCoder SDKでは、次のメタイベントを利用してループ再生をコントロール
　　　しています。

　　　FFh 7Fh 58h xx（xxはループ指定 : 00h=マーカ／01h=キューポイント）

　　　このメタイベントを生成できるMIDIシーケンサは、ztom/z2m3を利用した
　　　MIDIシーケンサで、ZCoder(Mac版)やZEDIT(Windows版)がこれにあたります。

　Ｑ: ZCoder SDKを使って開発したフリーソフトを配布することはできますか？
　Ａ: できます。フリーソフトの開発・及び配布に利用して頂くことができます。

　Ｑ: ZCoder SDKのソースコードは開示しているのですか？
　Ａ: 公開はしていませんが、開示をすることができます。
　　　個人の研究目的での利用や、改変したものをご自身のアプリケーションに組み込んで
　　　利用して頂く事もできます。

　　　なお、諸般の事情によりCD-ROMでの送付(実費のみ)に限定させて頂きます。
　　　詳しくは、お問い合わせください。

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