日本流星研究会が作成した電子メール対応の「火球観測報告フォーマット」を以下に示し
ます。
火球を目撃された場合にはこのフォーマットを使って報告いただければ幸いです。
※カット&ペーストしてご利用ください。
----- CUT HERE ----- 火球観測報告フォーマット(開始)----- CUT HERE -----
1.*報告者名 :
2. 報告者連絡先住所 :
3.*報告者メールアドレス:
4.*観測者名 :
5.*同上ローマ字表記 :
6.*観測地市町村名 :
7.*観測地経度緯度標高 :
8.*観測方法 :
9.*観測日時 :
10.*発光/発見の別 :
11.*発光/発見位置 :
12.*消滅/見失の別 :
13.*消滅/見失位置 :
14. 光度 :
15. 群の帰属 :
16. 継続時間 :
17. 痕 :
18. 色 :
19. 音 :
20. 備考 :
21. 日本流星研究会へのデータ転送の可否 :
----- CUT HERE ----- 火球観測報告フォーマット(終了)----- CUT HERE -----
<< 解説 >>
以下、各項目についての説明です。
1.*報告者名 : 1.から5.は報告者及び観測者に関する項目です。報
2. 報告者連絡先住所 :告者と観測者が異なる場合があるので項目を分けまし
3.*報告者メールアドレス:た。
4.*観測者名 : 1.報告者名及び3.観測者名はなるべく本名でお願い
5.*同上ローマ字表記 :したいのですが、ハンドルネームの使用を妨げるもの
ではありません。ただし公式な観測データとして扱う
為には本名が必要となりますので、ハンドルネームで
示された場合には別途電子メールにてこれらの情報を
お知らせ下さいますようお願いいたします。
■注意■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■2.連絡先住所ですが、掲示板に書き込まれる場合■
■には記入なさらないで下さい。 不用意に住所を■
■書き込まれますとプライバシー侵害の被害を受け■
■てしまうことがあります。 ■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
6.*観測地市町村名 : ○○山、△△高原という場合でも市町村名を併記し
て下さい。
7.*観測地経度緯度 : 眼視、電波の場合には「分」単位まで、写真、TV
の場合には「秒」単位まで記入下さい。
わからない場合には記入いただかなくともかまいい
ませんが、その場合には市町村以下の集落名等、地図
上で位置を特定できるような情報を示していただける
とと良い思います。
8.*観測方法 : 眼視/写真/TV/電波の別を記入下さい。
9.*観測日時 : できるだけ秒の単位まで記入下さい。誤差を示して
いただくとなお結構です。写真等で出現時刻不明の場
合には時刻範囲を示して下さい。
特に付記のない場合には日本標準時(JST)とみなしま
すので、世界時(UT)等で示した場合にはその旨付記願
います。
10.*発光/発見の別 : 発光/発見の別を記入下さい。
11.*発光/発見位置 : 赤経赤緯(α、δ)/方位高度(A、h)/近傍の
星名のいずれかで記入下さい。
12.*消滅/見失の別 : 消滅/見失の別を記入下さい。
13.*消滅/見失位置 : 赤経赤緯(α、δ)/方位高度(A、h)/近傍の
星名のいずれかで記入下さい。
方位角の表記方法ですが、南を0度として時計廻りで
計測する方法、または「N20E」(北より20度東)のよう
な表記方法を用いてください。
参考情報として経路の延長線が地平線と交わる方位
角と、地平線との交差角がわかれば併せて記入願いま
す。なお、このような詳細情報でなくとも火球の飛行
経路について右落ち(\)・左落ち(/)・水平(→、
←)・垂直(↓)の別を示していただくだけでも有益
なデータになります。
14. 光度 : 火球の最大光輝時の明るさを記入下さい。ただし光
度変化が著しい場合には「-2→-8」というように記入
いただいても結構です。
光度決定の目安となる比較星ですが、木星が-2等、
金星が-4等です。また-5〜-6等級になると火球による
影が生じ、-7等より明るいとそれが明瞭になることも
光度決定の参考になると思われます。さらに明るい場
合には半月(-10等)や満月(-13等)と比較することにな
りますが、その場合にはあえて等級で表記せず、「半
月級」「満月級」という表現で表していただいても結
構です。
15. 群の帰属 : 流星群に属していればその群名を記入下さい
16. 継続時間 : 火球の継続時間について記入下さい。
17. 痕 : 有無、有りの場合には見えていた時間、色、形状変
化等について記入下さい。良く見られる形状としては
一本線状の「ひとすじ痕」、並行したふた筋にわかれ
て見える「わりばし痕」、らせん構造が見える「らせ
ん状痕」などがあるようです。双眼鏡があればそれを
使って観察すると形状変化がよくわかるでしょう。
18. 色 : 火球の色について気がついたら記入下さい。変化が
あった場合には「赤→緑」のように記入下さい。
19. 音 : 有無、有りの場合にはどのような音か、出現と同時
あるいは何秒後に聞こえたかを記入下さい。
20. 備考 : 上記項目にあてはまらない性状(尾、分裂、爆発、
光度変化、経路屈曲等)や、観測条件(薄雲を通して、
を車運転中に目撃等)等について記入下さい。
上記の項目の内で特に重要な項目は項番のあとに"*"を付与した12項目です。それ
以外の項目で明確でないものについては記入していただかなくとも結構です。
報告は、日本流星研究会の火球観測担当幹事(連絡先下記)まで電子メールまた
は郵便で送付していただくか、この「日本火球ネットワークの掲示板(Japan
Fireball Network BBS)」に書き込んでいただきますようお願いします。なおこの掲
示板に書き込まれた情報は、日本流星研究会に報告されたものとして扱わせていた
だいています。
日本流星研究会へ報告いただきました情報は、観測報告データとして蓄積させて
いただいております。それらのデータは、ひと月毎にまとめられ日本流星研究会会
報「天文回報」に発表されるほか、国際流星機構(IMO)の火球データセンター
にも報告転送されます。また日本流星研究会で蓄積・保存されたデータは、それを
必要とされる方(会員、非会員を問わず)の要望に従って提供されます。
報告先:日本流星研究会研究会・火球観測担当幹事 司馬 康生(しば やすお)
電子メール:KQC43540@biglobe.ne.jp または KHF11253@nifty.ne.jp
郵便送付先:〒673-0882 明石市相生町2丁目2-7-404