たにぐうです。かなり気の早い話ではありますが、龍飛崎特別企画スタートです。

まずは予告編。 たにぐうが徒歩ほな旅でもっとも行きたい所、それは龍飛崎（たっぴざき）です。
場所は、青森県東津軽郡三厩村。青森県の左側になる津軽半島の先端です。
場所を知らない人でも、その名前は聞いたことがあるはず。

「♪ごらんあれ龍飛岬北のはずれと〜♪」

そうです、「津軽海峡・冬景色」の２番の歌詞に出てくる、あの岬です。
さて、計画書でも書きましたが、僕は「最〇端」というが好きで、一周の定義も
「歩いていける東西南北端」ということにしています。ところが、本州最北端は龍飛ではなく
下北半島の大間崎。一周や縦断する旅人やライダーなんかは普通こっちをめざします。
北海道に渡るフェリーもあるし。僕も大間から北海道に行くつもりです。

がしかし、僕にとっては大間よりも龍飛の方が重要なのです。
なぜなら龍飛崎は、日本の「気分的」最北端だからです。 なぜ龍飛崎が「気分的」最北端と
いえるか、理由をあげて検証しましょう。

 ・北にあること 
これは大前提。北に向かって行くことにロマンを感じる人って多いと思います。
北帰行ってやつですね。 

・行き止まり 
龍飛崎への道は最後は竜飛の集落で行き止まり。大間崎や宗谷岬は行き止まりじゃないです。

・岬への道 
青森までは、僕らの場合はひたすらR7、つまり幹線国道。青森からは外が浜街道。
昔松前藩が使った街道。今はちょっとせまい国道。さらに三厩から先は断崖の下の漁村を縫う
せまい道。というように、道がどんどん細くなっていく。
これって先端に来たって気にさせる要因だと思う。
     
 ・先端に人が住んでる
 龍飛は漁村。あまり観光地くさくない。最北端って明るいイメージじゃなく、どっちかというと
暗い寂しい感じでしょう。宗谷岬だと売店のみでいかにも観光地って感じだし。

・やはり「津軽海峡・冬景色」 
この歌はかなり大きな要因です。僕が初めて龍飛にいったのは、龍飛に行って現地でこの歌を
歌いたい、というネタからでした。しかしこの歌、旅情かきたてられますね。
しかも大間崎ではなく、龍飛崎を登場させたのは、やはり意味有りと思うのですが。

・街道をゆく
 僕はNHKの番組でしか見てないですが、司馬遼太郎も行ってるんですね。
この番組にはエピソード有り。 

・太宰治 小説「津軽」
太宰も外が浜からたどってます。そして文学碑にもなっているこの一節。引用します。

「ここは本州の袋小路だ。読者も銘記せよ。諸君が北に向かって歩いてゐる時、その路を
どこまでもさかのぼりさかのぼり行けば、必ずこの外ヶ濱街道に至り、路がいよいよ狭くなり、
さらにさかのぼれば、すぽりとこの鶏小屋に似た不思議な世界に落ち込み、
そこに於いて諸君の路は全く盡きるのである。」

 これ以上の描写はないです。僕が説明しなくてもいいくらい。
 
・怪しきものども１：階段国道 
さらにおかしなものの存在。この階段国道、いい味出てます。
民家の軒先を通り、灯台まで続く階段がなぜか国道なのです。

・怪しきものども２：「津軽海峡・冬景色」の歌碑 
最近できたおもちゃ。歌にちなんで建てられたのだが、ただものではない。
３枚の石板で出来ているのだが、真ん中の大きな石板には、歌の２番が書いてある。
１番の歌詞は右手の小さい石板に小さく書かれている。つまり、
「ごらんあれが龍飛岬北のはずれと〜」なのである。
さらに、碑の前には怪しげなボタンが１つ。説明等は何も書いてない。押す。すると
「津軽海峡・冬景色」がこれまた２番から大音量で流れる。ここまでやってくれると拍手だ。
この歌詞を作った阿久悠氏も朝日新聞の連載に書いていました。

こんなところが、龍飛が気分的最北端たる理由であり、
僕が龍飛にこだわる理由なんだと思います。
 スペシャルその２では、これまでの龍飛な活動について書こうと思います。

Webmaster (galiya)wrote：

おーい、予告なんかしちゃって大丈夫なのかぁ？
というわけで、たにぐうさんの「龍飛崎」に関する熱い思いは皆様に届いたでしょうか。

龍飛崎、いいですよぉ。おいらもやはり「龍飛好き」な一人です。
半年に一回は行ってる計算になりますね、車買ってから。
松本から一般道を使ってひたすら北上、行きつく先は龍飛崎です。
もっと「龍飛崎」について語り出すと一時間ぐらいかかりますし
挙句の果てには歌い出す始末なのでやめときます。

でもなんであんなに引かれるんだろう、とふと思うときがあります。
宗谷岬も行ったことがありますが、「おぉー、ここかぁ」と、写真を数枚撮っただけで
終わりでしたね。なんのわくわく感も無し。

でも龍飛崎は違いますね。何度行ってもわくわくします。
岬の端についた後も、なんとなくボーっとして階段国道をあがって
上の展望台に行く、というのがいつものパターンなんですが、
何回行っても、あきません。って、語っちゃいましたね（笑）

スペシャル2は多分長いでしょう。いろんな事（過去の悪行含む）やってますから。
おいらのコメントも長いはず。やっぱりいろんな事（悪行しかないかも）やってますから。

んでわ

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