たにぐうです。仙台を越え、キャンプ場も道の駅もなくなった。
そしてゲリラ。公園で寝るのが増えてきた。


10/25 (月) 
宮城県亘理町>福島県相馬市 晴  28km

5時半に起き、トイレに行って戻ってくると東屋はおじさんおばさんで一杯。
ここは野宿するやつが時々いるらしく、しばらく話しこむ。
散歩にやってくる人たちと次々しゃべっていたら、出発は9時になってしまう。

コンビニ多い。僕の休む間隔と同じ間隔で出てくる。トイレしか使わんけどな。
昼すぎ、後ろからチャリダー現る。千葉の風来坊は荷物いっぱい、
ギターまで積んどる。東海村通るのやだなあ、などと話しながら進む。
今歩いてる国道6号沿いなのよね、JCOって。

フラフラ沖縄の方へ行くという彼が去り、福島県に入る。
国道のキロポストに「新地町埓木崎」の表示。偶然にもJIS地名漢字「埓」ゲット。

相馬港の公園に入る。展望台付近は割れたビール瓶が散乱していて物騒だ。
細長い敷地を探索し、端っこの児童公園に陣取る。
月がきれいだが寒い。テントのジッパー、とうとう死亡。
入口を洗濯バサミで留めて寝る。もちろん隙間から冷気吹き込む。さむ。


10/26 (火) 
相馬市>鹿島町 晴  22km

寒くてなかなか起き出せない。日が昇ってから動き出す。
国道MLのさくまさんに勧められた松川浦へ。
大きな橋を渡り道は砂州の上を行く。右に松川浦、左に太平洋。
浜でサーファーを眺めながら休憩。ミズスマシだのう。

昼、蒲庭温泉で3日ぶりの風呂。携帯電話もばっちり充電。
地図でめぼしをつけていた鳥崎キャンプ場は、民家の前の廃墟。
炊事棟には割れた皿とか散らばっていてちと不気味。

ここは却下し近くの浜にあった東屋に設営。メシ食ってると、
水平線から赤い月が昇る。浜辺は月の砂漠だ。浜をふらつく。20時半寝。


10/27 (水) 
鹿島町>双葉町 曇り/雨  28km

雨が降る前に距離をかせぐべく、6時40分出。
原町市で国道6号に復帰。ダンプカーのおじさんに手を振られる。
最近車からの反応が多いような。
小高町でザックに雨カバー着ける。雲行きあやしい。バリバリ飛ばす。

道は町と丘の繰り返しでなんとも単調。
浪江に14時。このころから雨が降り出す。ああやだなあ。
さらにぶっとばす。双葉町の7-11に着いたとたん、土砂降りの雨。
もう16時。さてどうするか・・・。

向こうにグランドの照明灯が見える。探索だ。
しかし使えそうな屋根、軒下はない。家庭用の物置が4つある。
でかい3つは鍵かかっとる。少し離れた2畳ぐらいの物置へ。
ガラガラ。開いとる。ガラガラ。おやすみなさい(爆)。

中は野球の道具が少し入っているだけ。片付けると1畳のスペースができた。
マットを敷き寝袋かぶる。こりゃええわ。

外は土砂降り、暴風、雷のトリプルパンチ。
でも物置の中ならへっちゃらだ。さすがに炊事は厳しいので、
晩メシは弁当で済ませる。嵐はひどくなる一方。
強制連行部隊のちーぼー君に電話すると水戸付近。明日早朝に合流することにする。

嵐は全開。こりゃ台風だぜよ。グランドは池になってきた。
外に出られんがな。しかし、人に見つかったらまず通報されるな、こりゃ。
浮浪者と全く変わらんもん。まあ、この天気じゃ誰も来んだろうが。
そのまま物置で快眠

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