たにぐうです。山口県は観光モード全開。


3/26 (日) 

岩国市→徳山市 晴 40km

昨日のバカども、公園にゴミを撒き散らしたまま
帰りやがった。やはりシメあげるべきだったな。

久々長距離。欽明路は元有料道路なので
歩道無いしトンネルも狭い。今日も北西の爆風。
小さなドライブインでうどん食って温もる。
JIS地名漢字「垰(たお)」ゲット。
山口では峠のことを「タオ」と言うようだ。
この辺の歩道は優秀。「この先歩道が切れるので、
反対側の歩道へ渡って下さい」、と看板が出ている。
これ、ほんと必要なのよ。全国に普及させるべき!

19時すぎ、徳山在住で大学の日本語学科の後輩ヨロと合流。
会うのは卒業以来か。お互いちっとも変わっとらんようだ。
ヨロの家へあがり、酒盛りとごはん。
ヨロは家の営業マンで忙しいらしくまた仕事へ。ほげ。
もう1泊して、明日は歴史好きなヨロの父ちゃんと観光に行くことになる。


3/27 (月)

  徳山市 晴 ドライブ

ヨロは仕事なので、ヨロの父ちゃんと出撃。
まずは市内の大華山へ。かすんで見通しいまいちだが、
晴れれば九州まで見えるそうな。沖に浮かぶ大津島は
人間魚雷「回天」の基地だった所。西日本に行くほど戦争の跡濃い。

市内をうろつき、午後は上関方面へ。光市の新日鉄は
元兵器廠らしく、れんが塀残る。山門立派な普賢寺、
女王を埋葬した神花山古墳と見物し、上関へ。

上関は下関、中関(防府)とならぶ周防國の海の要衝。
狭い海峡だが、下関から東へ向かう最短ルートらしく、
船が結構通る。「磯千鳥」なるお店で刺身定食。刺身はメバル、
カサゴ、アナゴ。メバル白身でこりこり、
アナゴ生は初。意外にさっぱり。三重にはない味だ。ごちそうさま。

商工会に上関の歴史に詳しい親切なおじさんがいる、と
教えられ商工会へ。この西山さんの案内で、御番所へ。
この建物は朝鮮通信使を接待するためのもの。
他には石垣など、現存するのはごく一部。
かつてはこの港町一帯に通信使専用の建物があったそうだが、
みんなぶっこわしてしまったらしい。

日韓併合で通信使の歴史が封印されたこと、
港町で定住者がいない(海の民はかなり前から貨幣経済なので、
商売の為ならすぐ移住する=土地に執着しない)ため、
昔の物を保存しようという考えがないことが、ぶっこわした理由らしい。
上関は室町時代辺りからすでに繁栄してたそうで、
村上水軍の城跡もある。海賊にとってもここはいい商売になるわけだ。
西山さんの熱弁のおかげで、いい勉強になった。
もうちと勉強してからまた話を聞かせてもらおう。

帰り道。室津スカイラインから般若寺へ。用明天皇と般若姫の伝説の地。
般若姫が豊後から都の天皇の元へ向かう途中、
龍神のたたりでこの地で亡くなったという。
姫をまつったのがこのお寺、ということ。
いっぱい見て歩いてちょっとお疲れ。

21時、ヨロ帰宅後ヨロとヨロ母ちゃんと飲みに出る。
くうくうのむのむ。ごちそうさまでしたー。


3/28 (火) 

徳山市→小野田市 雨 ドライブ(車70km) 

出勤するヨロを見送り今日も父ちゃんとドライブだ。
まずは新南陽市にある毛利氏の船番所跡へ。
今はお寺だが土塁が残る。防府市に入り阿弥陀寺へ。
ここは奈良時代からの古刹。山寺な落ち着き。続いて防府天満宮へ。

雨土砂降り。国分寺は塀がその大きさを今に伝える。
山門巨大。しかし本堂は解体修理中。雨やみを待って毛利邸。
大正5年の完成までに25年かけ、当時の技術の粋を集めて造った大豪邸。
とにかく造りでかすぎ。2階からはこれまたでかい庭を見渡せる。
石灯籠のでかさが半端ではない。豪快だ。

遅い昼食後山口市へ。近年焼失したザビエル記念聖堂は
白いきれいな建物になっていた。瑠璃光寺の五重塔。
わー、めっちゃ美人やがー!屋根は桧皮葺きで上の階ほど
間口が狭い。だからスマートに見える。斜めから見た方がかっこいい。

ラストは龍蔵寺。真言宗で檀家を持たない山寺。境内に鼓ノ滝。
形がいい滝だ。ヨロ父ちゃんが本堂に上がろうというのでついていく。
本堂からも滝が見えるのだが・・・、
うーわー、滝が借景になってるやんけー!

四角い画面の、遠近法の遠い中心に滝。そこから手前に向かって、
滝の両脇に並ぶ樹木。手前に石垣と木の柵。
あるものをうまく配しただけのシンプルなもの。
だからこそ、ひろがる空間。このひろがり方はすごい。
この滝はここから見なきゃ。
小野田市まで送ってもらい、ヨロの父ちゃんと別れる。
いろいろありがとうございました。


3/29 (水)

 小野田市→山陽町 雨/曇り 15km

天気が悪いので10時ごろまでごろごろ。進む気あまり無し。
コインランドリーで新聞読んだり、とにかくスロー。
国道190号に出るが大型車がうるさい。国道2号に出て糸根地区公園へ。
情報誌のキャンプ場リストに出ていたが、なんかさびれてる。
キャンプサイトとおぼしき場所に設営。国道横で車うるさい。


3/30 (木) 

山陽町→菊川町 晴 19km

行く手に九州島と関門橋が見える。
が、小倉の叔父さんには土曜日に行くと予告したので、山の方へ入る。

菊川町で温泉につかり、山中のキャンプ場へ。
星空を眺めてキャンプしたい気分なので、広場に設営。
ひさびさにマーボー豆腐を作る。あつあつうまい。
くったくった。星はもう春。しし座が大きい。


3/31 (金)

菊川町→下関市 雨 13km+車8km

雨音で目覚める。げ、雨なんて聞いてないぞぉ〜。
広場で屋根がないので荷物をWCに運び込んで撤収。
テント類びしょぬれで重い。哀愁。

雨宿りしながら下関のキャンプ場を目指す。残り8km、
JAのガソリンスタンドで休んでると、じいさんがやってきて
軽トラでキャンプ場まで送ってくれる。大助かり。
雨土砂降りなので、炊事棟に設営させてもらう。


山口県データ
所要日数:8日(3/25〜4/1)
通過市町村:8市6町
(和木,岩国,玖珂,周東,熊毛,下松,徳山,新南陽,防府,
山口,(小郡),(宇部),(楠),小野田,山陽,下関,菊川)
距離:107km+車78km
温泉:1湯(菊川)(通算100湯)
歩行国道:追加3本(9,190,491)(通算100本)

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