たにぐう'sおやじさまの、九州路2200kmツーリング記 in 1965
プロローグ
僕の手元に色あせた一冊の旅日記がある。
僕がまだ小学生ぐらいの時に、おやじさまからもらったものだ。
表紙には「九州路2200キロツーリング記」の文字と単車の絵。
1965年、おやじさま21歳の夏の旅日記である。
小学生以来、ずーっと僕の手元にあったようなのだが、
特に気にもとめずに保管していたらしい。
が、徒ほほな旅を終えて、たまたまこれを目にした時
驚きと納得に襲われた。
蛙の親はやっぱり蛙やんけ(爆)
今では渓流釣り師として、野外の遊び人として、山野を駆けめぐり
会社をやめて紀州の山奥にログハウスを建てて
移り住んでしまっているわがおやじさまにも、
どうやら旅人の血はしっかり流れているらしい。
ということで、たにぐうに流れる旅人の血の源を探るべく、
ここにこの旅日記を連載します。
注:このツーリング記中での「たにぐう」は、たにぐうのおやじさまのことです。