たにぐうです。いよいよ仕事。

日記は半月をひとまとめでお送りします。


9/17(日)。起床5時過ぎ、6時半出発。
工場までは自転車でゆっくり20分。
冷たい空気の中をチャリで行くのは気持ちいい。
扇山にんじん工場は元小学校の建物を利用した、ぼろい工場。
7時15分仕事開始。

にんじん工場について。

昨年の青森にんじんバイトは、
畑で掘ってフレコン(300kg入の布袋)につめ、
トラックで工場に運ぶまでの過程だった。
今回のは、工程としてはその続きになる。

まず運ばれてきたフレコン入りのにんじんを、
フォークリフトとクレーン使って水槽にあける。
にんじんはベルトコンベアでいくつもの水槽を通過しながら洗われる。
この機械だけで工場の半分以上、長さ50mはある。

で、その先には女工さんたちが待ちかまえ、
洗われたにんじんを選果しサイズごとに
段ボール箱につめていく。

箱は機械で封をしバンドを掛けられ、トラックに積み込まれる。
以上が業務内容。

従業員。

農協の職員は2人だけ。
選別の所に女工さん多数、
その他の部署はあまり働かない中国からの研修生と
男のアルバイトで、バイトは旅人と地元の若い衆(農業関係者)が半々ぐらい。

最初はフレコンのにんじんを水槽に入れる所に配属されるが、
2日後に段ボール箱を組み立てる機械担当に転勤。
機械に未組立の段ボールをつっこむだけなので、
機械の機嫌がいいとめちゃ楽。

で、不良にんじんが多いと箱詰めされず
コンテナでジュース工場送りになるので、かなり暇。

7時15分から始めて、10分休憩2回と昼休み1時間を挟んで
17時まで。その後掃除が1時間ぐらいで、18時頃終了。

暗い夜道を町へ戻り、100円ショップでお買い物。
ライダーハウスに戻るとさ
っさとメシを作って食し、翌日の弁当作り。

それが終わると21時前。
急いでごく近所のふらの湯へ。閉店を過ぎても悠々と入る。
でもビンバウなので風呂は3日にいっぺん(^^;

あとは休憩室でぐだぐだ酒盛りなどして23時頃就寝。
こんな調子で毎日が流れていく。

さて、1週間もやると単純作業ゆえ慣れてくる。
慣れてくると、ぼーっとしてる時間が多くなる。
ひっきょうものを考えてる時間が増える。
そして思考は徒ほほへ向かう。


考えたことその1。

屈斜路湖で会ったおじさんに、
「徒ほほは俺の魂」などとのたまったが、
あれは考えてでてきたことばではない。
脊髄が勝手に答えたのだ。

魂とは何だろう。

何日か考えたが、それは生き方かなと思うに至る。

旅にはその人の生き方が現れる。

人力か、動力か。
最新装備を揃えてくか、あるもので工夫するか。
脇目もふらず突っ走るか、ぶらぶらのんびり行くか。
頑固一徹か、柔軟手抜きか(笑)

旅は、生き方も含めた、その人そのものかもしれん

 

  

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