たにぐうです。
労働編ようやく最終。


11/2(木) 北海道を離れる

じじ家を出発。まず訪れるは昨年訪ねた床屋さん。
店主のしかちんさんは僕を覚えてくれていた。
昨年の夕張メロンでにっこにこのお礼を述べ、
散髪してもらいすっきりさっぱり。

続いて北大へ。昨年に続いて池田先生にごあいさつ申し上げる。
なんか毎年訪ねてるけど、これでしばらくは来られんだろうな。

すでに昼。恵庭渓谷や支笏湖をぶらぶらしながら室蘭へ。
しかし、歩いてまわった身には、ただ見所を見て回るだけはつまらん。
北海道も毎年来てると食傷気味。

ネクスト北海道は、でかい空、広がる大地のまっすぐな道どもを歩きたおしたいぞ。
今度は真剣勝負。全部徒歩でだ。

室蘭から大洗行きのフェリー。


11/3(金) 「旅人」との再会

日中は洋上。くうねるおふろ時々思考。
考えた事その3。

今回の旅は1カ所に定住するのが中心。
旅は流れていく型のたにぐうとしては、目新しい企画だ。
夏の北海道、冬の沖縄は旅人労働者のメッカであり、
そんな長期滞在型旅の世界を覗いてみたわけだ。

結論を言うと、俺はやっぱり流れてくのがええっちゅうこと。

長居してると、当然緊張感はなくなるわ、肉体は怠けるわ・・・。
新しい仲間もできたが、徒ほほしてる時に会った連中みたく、
強烈な自我を持った奴はいなかった。
旅に求めてる物が違うってことだろう。

そういや、俺が日本一周した事、彼らに一言もしゃべっていない。
もっとも、俺も徒ほほしてるわけやないから、タダの人にしか見えんか(苦笑)

やはり旅は常に新しい何かを求めて、腹ペコ狼で進んでかなあかん。
この後、それをはっきり認識することになる。


夕方、大洗(茨城県)上陸。一路柏へ。
目的は珍しく連絡の取れたtagu(日本一周編参照)と1年ぶりの酒盛り。

「たにぐう今夜は野宿すんの?じゃあ野宿宴会にしよう!」
野宿に飢えている(爆)彼女の提案により、
昨年チェック済み(爆)の北柏公園へ。

22時、こぎれいな芝生広場におのおのテント設営し、
テーブルを占領して酒盛り全開。

昨年の旅で歌うチャリダーになったtaguは、
この1年はバイトしながらお歌の練習をしていたという。
しかも、来春からはプロの歌うたいとして、
結婚披露宴とかに呼ばれてって歌うらしい(驚)

「北海道でチャリダーしてたあたしと、歌ひとつで勝負しようとするあたし、
とってもつながってると思える」

「旅人」やと思う。

旅はもちろん、旅から帰っても、
その精神は前に向かって爆走している。
旅に安住してしまっては、それは旅ではない。

taguが続ける。
「バイト先では、みんな彼氏彼女いるのが当たり前みたいに言うんだけど、
こっちはやりたい事があるからそんなん興味ないんだよね」

限りなくたにぐうに似た思考回路(爆)
こういう輩は、老若男女関係なく好きである。

真剣に語って飲んでめーてーぐるぐる。


11/4(土)

8時頃には起きて片づけるつもりだったが、
2人とも激しく2日酔いのため、構わず爆睡。

昼前ようやく撤収。土曜で人いっぱい。
管理人はいるが、何も言われない。
ええ公園や(笑)

taguを送った後帰途につく。

さすらいの出稼ぎ旅は、最後でようやく「旅人」に会えた。
taguと話してこの2ヶ月忘れていたことを思い出した。

どうやらもう少し徒ほほする必要がある。
そして、旅を片づけ次のハードルを跳びにいかなあかん。


というわけで、九州再来へ、旅は続く。




おまけ:
この3日後、某高校の最終面接あり。
酒盛りの勢いで吠えまくる(爆)
しゃべりすぎて(爆爆)専任にはなれなかったが、
嘱託講師でまずは1年働かせてもらえる事になる。



  

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