不定期更新日記


【2019年11月8日】

◆LAVIE NS300/N

妻にノートパソコンを買ってあげました。
主に音楽ファイル/写真の管理に使うということです。

今までMac Book Airを使っていましたが、容量が足りなくなってきたようです。

そういえば、ということでこの前買ったSound Blaster X3とMDR-1Aを繋いでみましたが、かなり良い音で満足しているようです。良かった良かった。


【2019年11月3日】

◆第62回松本祭り

 今日はもみじ狩りを兼ねて松本祭りに行ってきました。市街地は歩行者天国になるので、タウンスニーカー(ローカルな周遊バス)に乗って出かけました。

 お目当ては、松本城と四柱神社の紅葉です。他にも、通っている音楽教室のインストラクター演奏と丸山珈琲のアフォガード、そして縁日の出店です。

 写真は、今日の松本城。モノトーンな城に対して埋の橋(うずのはし)と紅葉の色がマッチしていて綺麗でした。


【2019年11月1日】

◆Sound Blaster X3を買って試してみました

 ヘッドフォンアンプ+サラウンドプロセッサとしてSound Blaster X3を買ってみました。

 まず最初に、何もドライバをインストールせずに接続してみました。Windows10からは普通にオーディオデバイスとして認識されます。そしてX3本体の「MODE」ボタンを押すと、サラウンド機能がオン/オフのトグル動作をします。また、「SXFI」ボタンを押すと、デフォルトのプロファイル(?)でSuper X-Fi機能がオン/オフのトグル動作をします。これだけでも、ハイレゾ対応ヘッドフォンアンプとして使えます。ヘッドフォンはSONYのMDR-1Aを使いましたが、音質もなかなか良いです。

 でも、真価を発揮するのは、Super X-FiのパーソナライゼーションとSound Blaster CommandをWindows/MacにインストールしてプロファイルをX3にダウンロードしてからです。折角なので、パーソナライゼーションをやってみました。特に苦労することもなく、サクサクっとパーソナライゼーションは完了しました。

 ヘッドフォンはSuper-XFiには非対応のSONY MDR-1Aを使いましたが、結構効果はありました。音楽を再生すると、前方上の方にある大きなスピーカーから音楽が聞こえてくる感じがしました。音質的には少し潰れ気味な所が残念な感じですが、ピアノトリオのジャズなど、「POPSのように音を詰め込みすぎていない」ジャンルは気持ち良く聴くことができました。

 Sound Blaster X3の本当の真価を発揮するのは5.1chのスピーカーを接続したときですが、ヘッドフォンでも結構楽しめます。


【2019年9月7日】

◆SONY MDR-M1STを買いました

 今までピアノの練習には付属のヘッドフォンを使っていたのですが、夜間でもいい音で練習したかったので、モニタヘッドフォンを買いました。少しだけレビューしてみたいと思います。

 ピアノは、アップライトピアノにKORGのKHP-2000を取り付けています。付属のヘッドフォンでも音はとてもクリアですし、長時間使っていても耳が疲れないので悪くないのですが、グランドピアノからサンプリングした音の割に、ちょっとだけ薄っぺらくてチープな感じがします。

 早速MDR-M1STを繋いで、少ないながら色々レパートリーを弾いてみました。「月の光」はまだ冒頭部分しか練習していませんが、「あ、スタインウェイの音だ」って思いました。オーディエンス側で聴いている音というよりは、演奏者側で譜面台を付けたまま弾いているような感じです。低音部が柔らかい感じの所とか、高音部がキラキラしている感じの所とか、です。

 あと、ポータブルプレイヤー(NW-ZX300)にも繋いで聴いてみました。モニタヘッドフォンと言えば、最近はあまり使っていませんが、SONY MDR-CD900STも持っています。MDR-CD900STでは耳元に小型のスピーカーがあるような感じで、いかにも「モニターしている」という感じですが、MDR-M1STではちょっと毛色が違い、音楽鑑賞にも堪える感じです。MDR-1AM2に近いと思います。

 個人的な使い方としては、メインはピアノの練習用ですが、音楽鑑賞でも使ってみたいと思います。


【2019年8月28日】

◆EOS M6 MarkII

今日、EOS M6 MarkIIが発表されました。
個人的には、EOS M5は?という感じです。

EOS M5ユーザとしては、出なくて残念なような、ちょっとホッとしたような感じです。


【2019年8月14日】

◆DORIX/W Windows10対応版公開

先日Visual Studio 2017でコンパイルが通らなくてハマっていたDORIX/Wですが、Windows7の環境が入った古いMacBookProを引っ張り出してきて、VisualStudio6.0をインストールし、何とかコンパイルを通しました。

Ver1.27からの変更点は、起動時にデフォルトでWindow表示モードにしたのと、マニュアルの記述のうち古い部分を修正しただけです。

なお、DORIX/Wの起動時にWindows10ではWindows Defenderの機能で「不明な発行元」とされ実行を拒否されますが、「詳細」ボタンをクリックすると「実行」ボタンが出てきます。

ちなみに、何故今頃になってDORIX/Wをバージョンアップしようとしたかというと…

  • 久しぶりにDORIX/Wをプレイしてみたかった
  • 作業をする時間が丁度見つかった
  • このまま朽ち果てさせるのは勿体なかった
ということが挙げられます。


【2019年8月13日】

◆Nintendo Switchを買いました

少し前のことになりますが、Nintendo Switchを買いました。
ファイアーエムブレム〜風花雪月がセットになったやつ。

あと、パッケージ版として、
 ・スーパーマリオUデラックス
 ・マリオテニスACE
 ・マリオカート8デラックス
を購入しました。

更に、ダウンロード版として、
 ・スーパーリアル麻雀P7
 ・ストリートファイターコレクション
も購入しました。

あと、ダウンロード版ではありませんが、Nintendo Switch Onlineに加入し、レトロゲームで遊んでいます。久しぶりにスーパーマリオブラザーズをプレイし、百裂増加拳+ワープしまくり+ステートセーブ駆使でクリアしました。妻はスパマリ3で遊んでいます。

夏休みは、暑い部屋でNintendo Switch大会。
我ながら大散財です。。。

◆DORIX/WのWindows10対応版


とりあえずVisual Studio 2017でプロジェクトを開くことができましたが、コンパイルが通りません。エラーの内容もイミフ…。う〜どうしたものか…。


【2019年8月10日】

◆Raspberry Pi 2とWindows10 IoT CoreでLチカ

夜更かしをしつつ、3日掛かりでLチカに成功しました…

なぜ今更Raspberry Pi 2かというと、Raspberry Pi 3B+にはどうしてもWindows10 Iot Coreをインストールできなかったのと、試行錯誤した結果、結局壊してしまったということがあります。ピン1番と2番をショートしたら一瞬で…orz

Lチカでハマった箇所は次の通りです。

1)実機デバッグ開始時、フレームワークのファイルが見付からないと怒られる

これについては、VisualStudio Installerの「個別のコンポーネント」で.NET Coreランタイムにチェックを入れることで回避できました。

2)実機デバッグ実行時、リモートデバッガが起動していないと怒られる

デバッグ開始オプションの認証モードで「なし」を選択せよとの情報が多いのですが、ウチではユニバーサル(暗号化されていないプロトコル)のままでOKでした。また、リモートデバッガはプログラム実行時に自動起動されるらしく、手動でStartしてもエラーになるだけでした。

そんなこんなで、夏休みの期間にゲームばかりやっておらず、ちょこっとづつ勉強も進めてみたいと思います。


【2019年8月2日】

◆タイヤがパンク!

買い物に出かけて、家の近くの店の駐車場に車を停めたとき、「ギコッ」と変な音がしたのでビックリし、車の周りを見てみたら、運転席側の後輪がパンクしていていました。

スペアタイヤは搭載しておらず、二進も三進も行かなくなったため、保険でロードサービスを呼んで、バックスまで運んでもらいました。JAFは入ってませんし、ロードサービスなら運搬費はタダですし。

で、ピットでタイヤを見た店員さん曰く、「パンクしたままだいぶ乗られたようですので、タイヤは交換の必要がありますね…」とのこと。
ただ、他のタイヤは新品に近かったため、1本だけ交換することにしました。う〜、それでも2万円近い出費。イタタタ。。。

ちなみにパンクの原因ですが、タイヤに金属片が突き刺さって貫通してしまったようです。形状を見るに、車の部品の破片のようなものでした。直近では高速道路を走っていたため、事故車の破片を踏んづけてしまったのでしょうか。

通勤では高速道路を使っているため、パンクしたまま高速道路を走ったらエラいことになっていたと思います。それだけが不幸中の幸いでした。

◆NW-ZX300のエージング

作業中に聴いたり、寝る前に聴いたりと、ぼちぼちと使っていますが、遂にエージング200時間を超えました。

自作のUSB-DAC(エージング済み)と行ったり来たりしながら音を聞き比べていたのですが、エージングによってNX-ZX300も明らかにボーカルが前面に出てきたようです。そして、単にボコボコ言っていた低音部も、落ち着いた感じになりました。


【2019年5月25日】

◆車を乗り換え

2003年に新車で購入し、16年間乗っていたFitを遂に乗り換えました。
走行距離は約17万Km。まあそこそこの走行距離で、そろそろオルタネータが逝くかどうかの微妙な距離。今までありがとう(ウルウル)。

で、今度は新車のFit Hybridに。
Fitマニアとしては、新型Fit発表直前のキャンペーンに乗っかってみました(謎)
夕方に納車で、一旦自宅に戻って雑用をこなしてから、早速ドライブに出かけました。さすがに静かです。

そして戻ってきてから、ナビ周りを色々いじくって遊んでみました。また、今まで使っていたiPod mini 3rd generationが使えるかどうかの実験もしました。結果的にきちんと認識し、ナビの「iPod」ボタンからプレイリストの選択などもできました。使えるっ。
あとは妻が妙にDVDの再生に拘っていて、色々試していました。

明日は早速、交通安全祈願に近くの神社に出向く予定です。


【2019年5月7日】

◆勉強会の講師〜デモンストレーション制作編

連休中にArduino UNOをいじってみました。
とりあえず勉強会のデモに使えるものでも作ってみようかな〜と思い、音モノを制作してみることにしました。

当初は、tone関数を使った簡単なオルゴールっぽいものを作ってみようと考えていたのですが、段々とハマりだし、MML(Music Macro Language:楽譜をコードで表したもの)のインタプリタ付きのオルゴールのスケッチを書いてみました。久しぶりに深夜までプログラミングをしてみたり。。

付点音符が使えない、タイが使えない(それにパラメータの範囲チェックなど一切無しw)などの制限はありますが、ディズニーの「小さな世界」を演奏するには十分なインタプリタを実装しました。もっと作り込んだら公開したいと思います。

それにしても、Arduinoいじりは楽しいです。


【2019年4月30日】

◆平成最後の東京行き

今日は東京に遊びに行ってきました。
一日で新宿のタカノフルーツパーラーのパフェ、そして秋葉原、ソラマチ、表参道を巡ってきました。かなり疲れました。

秋葉原では、e☆イヤホンに行ってみたくて、かねてから狙っていたradiusのHP-NHR11を買ってきました。家に帰ってきてから開封するのが待ちきれなくて、帰りの高速バスの中で開封して早速実践投入してみました。装着感もよく、音がクリアでよい買い物だと思いました。自作のヘッドフォンアンプではメインで使うかもと思いました。

◆勉強会の講師

使用するマイコンボードは、Arduino UNOに決まりました。
このへんのマイコンボードを使う予定です。

Arduino UNOは初めて使うので、設定で少しハマりましたが(ドライバを別途ダウンロードする必要があるところなど)、すぐに動作させることができました。これは短時間でやる中では良い教材だと思いました。


【2019年3月30日】

◆勉強会の講師

社内で開かれる、フレッシャーズ向けのマイコン勉強会の講師を依頼されました。
講義時間は3時間で、取り敢えずLチカまで辿り着くのが目標です。

マイコンボードの指定は特にないので、選定からやらなければなりません。
前提条件として、

 

  • N/Wに未接続の状態で開発環境が動作すること
  •  
  • 言語知識など前提となる知識は少ない方が良い
  •  
  • マイコンボード上に最初からLEDが載っている物が良い

全てを満たすとなると難しいのですが、今のところ考えているのはArduino UNOです。
本当はCold Fire辺りに走ってみたかったのですが、入手が困難そうです。

僕も実はArduino UNOは触ったことがないので、取り寄せて触ってみようと考えています。さて、どうなることやら…。

◆ピアノ練習

6月に開催されるピアノ教室の発表会に向けて新曲を練習中です。
新曲とは言っても、実は10年前に某動画サイトにアップした「桜色舞うころ」のピアノソロです。

譜読みまでは終わって、これから表現を付けたり、弾き込みを行う予定です。


【2019年3月1日】

◆NW-ZX300のエージング その後

ようやく再生時間が115時間を超えたところです。
ここ最近は仕事が忙しかったりして、1日当たりの再生時間は減少してきている感じです。主に、マッサージチェアで肩をゴリゴリしながら聴いています。至福の時間であります。

ところで、ここでMDR-1AとMDR-1AM2で聞き比べてみたのですが、MDR-1AM2のエージングが進んだのか、それとも耳が慣れてきたのか、違いが判るようになってきました。
最初のうちは、MDR-1AM2は音がこもったような感じだったのですが、音の温かさは残しつつ、より繊細な感じになってきました。
自作USB-DACで聴いても音の傾向は同じでした。

結局のところ、MDR-1AとMDR-1AM2は個性が違う訳ですが、どちらか言うとMDR-1AM2の方がオールラウンドプレイヤー的な感じがしました。


【2019年2月8日】

◆Apple Watchを買いました

妻がApple Watchを欲しがっていたので買ってあげたのですが、見ていたら意外といい感じなので、羨ましくなり買ってしまいました。来月のカード支払い明細を見るのが怖いですが。。。

買ったのは、Series4 GPSモデルのスペースグレイアルミニウムケース 44mmのタイプです。

今まで、「1回の充電で1日しか持たない時計は時計じゃない!」と思っていたのですが、1日使用した感じでは、バッテリの残量は全然余裕で半分以上残っていました。
ただ、iPhone側で位置情報のアイコンが出たままになり、バッテリの減りがかなり早くなってしまいました。

これは何とかならないかなあと思って色々と調べているのですが、今のところ原因はよく判りません。位置情報サービスをOFFにすれば一旦は解決するのですが、iPhoneの利便性が著しく損なわれるため、本末転倒になってしまいます。

(2/23追記)位置情報のアイコンが出たままになる問題は解決しました。iPhone側で設定>プライバシー>位置情報サービスで「天気」を「常に許可」から「使用中のみ」に変更します。

◆NW-ZX300のエージング

ようやく再生時間が73時間を超えたところです。
相変わらず、MDR-1AM2とセットでエージングを兼ねた音楽鑑賞をしています。

音質ですが、60時間を超えたあたりから、気が付くほど変わってきました。

中高域に被るように聴こえていた低音域の音に締りが出てきて、輪郭がはっきりとしてきたようです。また、ボーカルにも艶が出てきました。この傾向でエージングが進んでくれると嬉しいです。


【2019年2月4日】

◆最近よく聴く曲

洋楽から邦楽、ボーカル物からインスト物まで、何でもよく聴きます。
最近のお気に入りは、Kenny Gの「Brazilian Nights (Deluxe Edition)」と、MISIAの「アイノカタチ(feat.HIDE GReeeeN)」です。

「Brazilian Nights」を聴いていると、何だか気分がウキウキしてきて良いです。それでいて、どこかしっとりとしているので、とても和みます。

MISIAの「アイノカタチ」は、よく歌詞を聴いてみると、結婚式の披露宴向きの曲だなと思いました。ケーキ入刀のあたりで1番のサビが入ると、結構イイ感じになるんじゃないかと勝手に想像したりして聴いています。でも、「あのね、大好きだよ〜」の歌詞は、披露宴には少々ベタかなあとも思ったり…そんな事無いか。。

他には、Diana Krallの「The Girl In The Other Room」も聴きます。録音品質が良いことでも有名だそうなので、折角ハイレゾ対応ミュージックプレイヤーを手に入れたら、是非入手して聴きたいところです。

ちなみに、全てハイレゾ対応のデータです。


【2019年2月2日】

◆邦画「雪の華」を観てきました

中島美嘉の雪の華は特に思い入れのある曲なので、早速観てきました。
特に感情移入する場面もなく、割とあっさりとした映画だなと思いました。

ちなみに、雪の華は以前ピアノソロを弾いたことがあります。
拙い演奏ですが、リンクを張っておきます。



100テイクくらい録音して、結局一番最初の録音がお気に入りだった(笑)というエピソードがあります。演奏には体力と気力を消耗しますから(汗)


【2019年1月26日】

◆NW-ZX300を購入して1週間経過

まだ再生時間は25時間強くらいです。
高音質ガイドにあるエージング200時間には程遠い感じです。。

USB-DAC内蔵ヘッドフォンアンプを自作した時には、ヘッドフォンを接続したまま幾日も再生状態のままエージングしたものですが、NW-ZX300でそれをするのは何となく勿体なくて、愚直に(?)音楽鑑賞しながらエージングをしています。

出音は、少し柔らかくなったというか、暖かくなったような気がします。
こもった感じも少しづつ薄らいできた感じです。


【2019年1月19日】

◆NW-ZX300とMDR-1AM2購入

昨年の11月にウォークマンを買ったばかりなのですが、今度は上位機種のNW-ZX300を買ってしまいました。
妻からは、「どうせ買うなら最初からそっち(NW-ZX300)にすれば良かったのに」と怒られてしまいました。

言い訳のしようもありません。

敢えて言わせてもらえるとしたら、NW-ZX300は当初、最初から手の出せるような価格ではないと思っていて、その良さは弟分にあたるNW-A50シリーズの音を聞き込んで、NW-ZX300と比較してみてこそ判った、ということです。典型的な言い訳ですが。

また、MDR-1AM2(ヘッドホン)も一緒に買いました。

で、肝心の音出し。まずは本命のバランス接続から。
音源もヘッドホンもエージングする前の感触ですが、こもった感じというか、おとなしめな感じだと思いました。ベースなどの低音域は割と強く出ているのに、中音域以上は少しモヤモヤとした感じです。これからどう変わっていくのか、興味があります。

ちなみに、使い込んでオンボロになり、まさにエージングされたMDR-1A(ヘッドホン)でも聴いてみたのですが、こちらでは、エージング前のMDR-1AM2と比較した感じでは、音の輪郭がくっきりと出ている印象を受けました。また、中低音域が弱く、少しシャリシャリとした印象もあります。

お次はアンバランス接続。
エージング前の状態ですが、NW-A55HNとブラインドテストをしたら、少なくとも自分は判らないかも知れないと思いました。
一言で言えば、SONYのデジタルアンプの音だぁっていう感じです。

エージングがある程度進んだら、改めてインプレッションを書き留めたいと思います。


【2019年1月12日】

◆久々の電子工作

4年振りくらいに半田ゴテを握りました。
やはり、工具類は埃まみれになっていましたが。

今回は、「ボクのLPC810工作ノート」に掲載されているLPC810書き込み装置を組み立ててみました。
LPC810でちょっと何か作って遊んでみようと思います。

で、LPC810書き込み装置。
作例の通りに組み立てると、ICソケットにLPC810を挿して書き込むことになりますが、抜き差しを繰り返すことで足ピンを傷める可能性があるため、少しアレンジして14ピンのゼロプレッシャソケットを使っています。LPC810FN8はもう流通がないため、貴重ですからね。
ところで、14Pのゼロプレッシャソケットは、秋月で1個120円で取り扱いがあります。安いので基板に直接はんだ付けしました。

作成したLPC810書き込み装置は写真の通りです。


【2019年1月10日】

◆久々のHP更新

情報が古いところなど、色々と対応すべき箇所はありますが、一旦プロフィールだけを更新しました。

それにしても、Windows10で拙作DORIX/Wを初めて起動してみましたが、ウィンドウモードではまともに動作しました(※)

※デフォルトのフルスクリーンモードではNGです。起動後、「F4」キーを押すとウィンドウモードに切り替わります。

ん〜少し手を加えれば、フルスクリーンモードでもまともに動くようになるのかしらん。

◆タッチパッド vs マウス

これまで余り気に留めていなかったのですが、会社の会議で各自のノートPCを持ち寄ったとき、Windowsノートを使っている人は外付けのマウスを所持し、MacBookProを使っている人はタッチパッドを使っている人が多いことに気付きました。

敢えて突っ込んだりはしていませんがw

かくいう私は、家ではWindowsノートとMacBookProを使っています。やはり、WindowsノートではタッチパッドをDisableにした上でマウスを使っていますし、MacBookProではタッチパッドを使っています。

せっかくタッチパッドが付いているのであれば、タッチパッドを使えるのが本望だというのが私の考えです。ところが、会社のThinkPadや家のWindowsノートときたら…

  • キーボードの打鍵中に手のひらが少しタッチパッドに触れただけでマウスカーソルが明後日の方向へ吹っ飛んで行って、勝手にクリックされる
  • マウスカーソルが動かないと思ったら、指がもう1本「かる〜〜く」タッチパッドに触れていた
  • そんな積りは無いのに、勝手にブラウザの表示倍率が切り替わったりする
  • etc...

こんなんじゃ、作業効率は上がりません。そこで、マウスの登場です。USBポートを1ポート占有してでも。そうして、ようやくタッチパッド地獄から解放されるのです。

一方、家のMacBookProでは、当然のようにタッチパッドを日常的に使っています。MacBookProに限らずMacBookAirもそうですが、このタッチパッドは不思議と使いやすいです。
手のひらが多少触れただけではマウスカーソルはびくとも動きませんし、わざと指を1本置いた状態でももう一本の指でスワイプしてもマウスカーソルは動きます。えらいっ!
一応Bluetoothマウス(Magic Mouse)も持っていますが、MacBookProでは一度も使ったことはありません。

ということで、恐らくMacBook/Air/Proを使っている人達は、わざわざマウスを買わなくても、トラックパッドでそこそこ不満なく作業が出来ているということなのでしょう(推測)。


【2019年1月5日】

◆MSI製ゲーミングノートの音が結構良い件

MSI製のGF62 8RDですが、ヘッドフォン端子からの出音がPCオーディオとは思えないほどまともでビックリしました。鑑賞に堪えるレベルです。


【2019年1月1日】

◆Raspberry Pi3 B+

昨年の9月に買っておいたRaspberry Pi3 B+にようやく火を入れてみました。
今回試したのは、秋月電子通商で扱いのあるPi-DAC Proです。
OSにはVolumioを使いました。バージョンは2018/12/7にリリースされた2.513です。
要は、Raspberry Pi3 B+にDACを接続して、ネットワークオーディオを組んでみようという試みです。どんな音がするのか、興味津々です。

まず、インストールを行います。組み立てからOSインストールまでの手順は、DACの開発元であるIQaudIOのダウンロードサイトにあるPDF(IQaudIO.pdf)に記載されています。
WindowsとMacそれぞれのインストール方法が記載されています。

次に、Volmioの設定を行います。
Volmioの起動後、PCやスマホのブラウザーから「http://volmio.local」にアクセスします。すると、初期設定画面が現れるので、指示に従って言語や使用するDACの種類、ネットワークの設定を行います。DACは、デフォルトの「Pi DAC Plus」のままで良いようです。

そして次に、Raspberry Pi3 B+に挿したSDカードに曲データを転送します。
SDカードのパーティションは自動的に拡張されるようので、特に何もしなくてもSDカードの残り容量一杯まで転送できます。
曲を転送するには、SMB接続でラズパイにアクセスします。Windowsの場合、エクスプローラーから「\\」に続いてIPアドレスを入力します。IPアドレスは、Volmioの設定画面で予め調べておきます。IDとパスワードは、それぞれ同じで「volumio」です。
なお、転送する先は、「Internal Storage」フォルダです。

そしていよいよ、曲を再生してみます。…おっと、その前にボリュームを20くらいにしておきます。
転送した曲は、画面下にある「一覧表示」から「音楽ライブラリ」を選び、リストから「INTERNAL」を選択すると一覧が表示されます。ここで再生したい曲をクリックします。

これで音が出れば、動作確認は完了です。
ここまで、インストール開始から1時間強。余りにも簡単であっけない感じです。
メニューも全て日本語ですし、曲のファイル名やタグにも日本語が使えます。

ちなみに音質ですが、今のところヘッドフォンしか試していませんが、専用の音楽プレイヤーのような音質を期待するのは厳しいかなといった感じです。いわゆるPC内蔵オーディオ的な音。H/PアンプのTPA6133Aってこういう音なのか〜。

ということで、今回の実験メモはここまでです。
これで部品棚の肥やしにしてしまうのは勿体ないので、今度はRaspbianからも少し遊んでみようと思います。


【2018年11月24日】

◆ウォークマン購入

妻のクリスマスプレゼントにと、ウォークマンのNW-A56HN(NW-A50シリーズ)を買ってあげました。
ハイレゾの音源はいくつか持っていて、iPhoneでONKYOのHF-Playerを使っていたのですが、やはり餅は餅屋と言いますか、専用のプレイヤーの方が音が良いんじゃないかなと。

僕も音質については大変興味があったので、試しに僕が持っている音源を何曲か入れて聞かせてもらいました。

付属のヘッドフォンだとまずまずの音質なのですが、SONY MDR-1Aを繋いでみたところ、これがまたびっくりの音質。この値段でこの音質ならば「当たり」だと思いました。

僕がリファレンス機にしていて、回路図等をこのHPで公開している自作のヘッドフォンアンプと似た傾向の音です。

そこで、僕もNW-A55HNと64GBのMicroSDカードを買ってしまいました(爆)
今まで使ってきたSONY NW-F886の置き換えになりそうです。
PHA-2との相性も良さそうです。


【2018年10月21日】

◆美ヶ原高原の紅葉

EOS M5を携えて美ヶ原高原に紅葉を見に行ってきました。
早速、購入したばかりのEF-M 11-22mm F4-5.6 IS STMを持って行って撮影してみました。

サーバーの関係でサイズが小さくてスマソ。
始めたばかりですが、インスタにもアップしていますので、良かったら見てください。


【2018年10月17日】

◆EOS Kiss M購入

僕がEOS M5を買ったのを横目に見ていた妻。
EOS 20Dを持っているのですが、最近は出番が無いようです。

そこで、EOS Kiss Mを買ってあげました。
ダブルズームキットにしました。
安い買い物ではありませんが。

あと、EF-M 11-22mm F4-F5.6 IS STMも買いました(爆)


【2018年10月14日】

◆ミラーレスカメラを買い替えました

キャノンのミラーレスカメラEOS M5(ボディのみ)を買いました。
EOS M(初代)のダブルレンズキットからの買い替えとなります。

店頭でEOS M5/M6をいじってみたら、各所に進化が見られたため、これは買い替え時かなと、以前から感じていたのですが、遂に買い替えちゃった感じです。
巷ではEOS M5 MarkII発表の噂も流れていますが、EOS Rの発売を控えている今としては、もうちょっと先の話になりそうですかねぇ。

EOS M5を1週間使ってみた感想は次の通りです。

1)EVFの使い勝手が良い
 まだ使い始めのカメラなのに、タッチ&ドラッグAFの操作性がしっくりと来る感じで、思ったところにピントを合わせるのにストレスを感じません。
また、明るい場所では液晶パネルの表示が薄くなってしまうので、このような場合には、やはりEVFを覗きながらの撮影の方がしっくりと来ます。EOS M5とM6とで迷いましたが、M5にして良かったと思いました。

2) EOS Mで使っていたカメラバッグにそのまま収まる
 グリップの分とペンタ部の分、サイズが増加していますが、それでも何とかカメラバッグに収まります。

3)軽量コンパクトで良い
 軽量コンパクトで良いですし、手に取った質感も良いです。逆に、ちょっとヤワな感じがします。特にグリップの辺とか、キシキシと軋む感じがプラスチッキー。

4)コントラストが高め
 画質については、EOS Mに比べて白飛びに強くなった感じがしますし、色乗りも良い感じがします。逆に、EOS Mの画質で慣れているせいか、ちょっとコントラストが高めかなという感じもします。

5)レンズのラインナップがまだまだ少ない
 80mmや135mmあたりの、焦点距離がもっと長い単焦点レンズのラインナップがあっても良いんじゃないかと思いました。

まだ余り使いこなせていませんが、ドンドン使い込んでいきたいと思います。


【2016年1月2日】

◆新年

新年明けましておめでとうございます。
本年もYokoMuMu’s Contentsをよろしくお願いいたします。

だいぶ更新頻度が減ってしまいましたが、
今年もぼちぼちとやっていきたいと思います。


【2015年6月25日】

◆新しいMac

MacBook Air 11inchを買いました。
256GBフラッシュストレージのほう。

今までLenovoのFlex10を
持ち運び用として使っていたのですが、
意外と早くバッテリが寿命になってしまいました。
もうこうなると、デスクトップPC同然ですね。

そこで、アプリは、取りあえずメールとブラウザ、
テキストエディタとEXCELが最低限動作すれば
良いと割り切って、MacBookAirに買い換えた次第です。


【2015年4月7日】

◆X68000とかPC9801とか

リンク先にあるPCの記事を見ていたら、
昔が懐かしすぎて、切ないというか、
とてもセンチな気分になりました。

は−、X68000でゲームを作ったり、
PC9801でくだらないプログラムを
作っていた頃が懐かしいです。

◆平衡型ヘッドフォンアンプ制作記5

DAC回路定数のチューニング中。
コンデンサの値は
データシート通りで行くことに。

但し、僕のセオリー通り、
積層セラコンは使わずに、
全てフィルムコンデンサで統一。
電源は低ESRかOS-CONで強化、
カップリングコンデンサは低ESRで強化する方針です。

只今エージング中。
音質や如何に。


【2015年4月3日】

◆平衡型ヘッドフォンアンプ制作記4

ヘッドフォンアンプに
ようやくボリュームが付きました(*^_^*)

ボリュームといっても、
PCM1792A内蔵の電子ボリュームを使います。
デジタルアッテネーション方式なので、
分解能低下の問題はありますが、
取りあえず今回はこれで行きます。

PCM1792A内蔵の電子ボリュームを
コントロールするにはマイコンが必要なので、
今回はNXPのLPC1114FN28を使います。

マイコンのA/D入力にボリュームを繋ぎ、
入力されたA/D変換値によって
PCM1792Aのデジタルアッテネーションの
レジスタをセットし、
音量を調整できるようにします。

ところがまたいくつかの課題があり、
対応する必要がありました。。

 ・A/D変換値の時間的バラツキ
 ・リセットタイミング

入力されるA/D変換値は時間的な
バラツキが発生します。
1回目のA/D変換では512、
2回目は518、
3回目は504…のように、
毎回値が微妙に異なり…
これは仕方ありませんw。

そこで、数回の入力の平均を取ります。
平均のサンプル数が多いほど
ズレは小さくなります。
また、変換クロックをチューニングして、
何とかバラツキを±3以内に
収めることができました。

あとは、
バラツキの範囲外に数値が変化したら、
ボリュームが操作されたと判断し、
PCM1792Aのレジスタを書き換えるよう処理します。

リセットタイミングについては、
PCM1792Aのリセット時間が結構かかる
(1024SCK)ため、
マイコンの周辺デバイスを初期化してから、
初回のPCM1792Aのレジスタ書き換え(初期化)
までの間にWaitを入れます。
最初、このことを忘れていて、
音量コントロールが効かずにハマりました。

取り敢えずお次は
回路定数のチューニングと行きますか。


【2015年3月29日】

◆LPCXpressoインストールメモ

LPCXpresso 7をインストールしてみたら、
設定方法が6と若干違っていたのでメモ。

LPCXpresso7にはCMSIS 3.20が入っていますが、
LPC1114でCMSISv2pを使ったプロジェクトを
コンパイルする場合、注意する必要があります。

ということで、LPCXpressoのインストール後、
以下のライブラリをインポートします。

C:\nxp\LPCXpresso_7.6.2_326\lpcxpresso\Examples\NXP\LPC1000\LPC11xx\LPCXpresso1114_cmsis2.zip

これでCMSISv2pで作成したプロジェクトも
コンパイル可能になります。


【2015年3月28日】

◆平衡型ヘッドフォンアンプ制作記3

アンプのパワー段のトランジスタが
熱くなるのは、配線の切り屑で
出力がショートしていたためでしたw

、といったところで…
あれこれ配線を見直してみたりして
少しだけスッキリとさせました。
これから始める実験のための準備です。

 ・D/A変換部の定数の決定
 ・電子ボリュームの組み込み

D/A変換部のフィルタの定数を決めます。
音質全体も仮でチューニングしてしまいます。
制作の行程の中で肝心なところであります。

電子ボリュームはPCM1792A内蔵の
デジタルアッテネータを使う予定です。
そのために、マイコンとして、
LPC1114FN28/102を組み込む予定です。

このマイコンを選定したのは、
 ・ボリュームに可変抵抗を使いたい
 (A/Dコンバータ内蔵)
 ・SPI搭載

という理由からです。
結果(音質も含めて)や如何に。

◆USB-DAC内蔵ヘッドフォンアンプ〜その後

昨年末に記事をアップした
PCM2704使用USBヘッドホンアンプですが、
お気に入りで、ほぼ毎日使っています。

寝る前にウトウトしながら使うので、
ヘッドフォンはSONY XBA-C10です。
とにかく、聴き心地が良いのです。

 ・耳元で歌っているような定位感
 ・疲れの来ない音の柔らかさ

といったところです。


【2015年3月21日】

◆平衡型ヘッドフォンアンプ制作記2

ようやく、アンプ部が完成したので、
DAC部と統合してみました。

#アンプ部×2の制作は、
#なかなかキツかったです。

改めて、全体の構成を整理すると、

 ・デジタル−デジタルコンバータ
 ・デジタル−アナログコンバータ
 ・I/V変換部
 ・平衡式ヘッドフォンアンプ×2

となっています。

デジタル−デジタルコンバータは、
USBから入力された、オーディオ信号を
D/AコンバータICで扱うI2S信号に変換します。
この部分を自作するのは難しいので、
Digi-FiのNo.15の付録を使いました。
DAC部との間はツイストペア線で接続します。

デジタル−アナログコンバータは、
I2S信号からアナログ信号に変換します。
DACチップとしてPCM1792Aを使っています。

そのためアナログ信号は電流出力です。
電流出力のままではヘッドフォンアンプへ
入力することはできませんので、
後段のI/V変換部によって電圧に変換します。

I/V変換回路からは、差動信号といって、
1チャンネルあたり、
 ・H(ホット側)
 ・C(コールド側)
 ・GND
の3本の信号として電圧が出力されます。

そして、バイアス成分を取り除いた後、
平衡式ヘッドフォンアンプに入力します。
片方のアンプで左チャンネルの増幅、
もう片方のアンプで右チャンネルの増幅を行います。

ちなみに、平衡式ヘッドフォンアンプといっても、
1つあたりのアンプの回路は、
通常の不平衡式のアンプと殆ど変わりません。

ざっくりと説明するとこんなもんですが、
後で正式にまとめページを作りたいと思います。

そして肝心の音出し。。。

ヘッドフォンはMDR-1A+平衡ケーブルを使いました。
音源は、iPadにONKYO HF Playerをインストールし、
96KHz/24bitのFLACファイルを再生してみました。

電源を入れると「ぷー」というノイズが聞こえてきます。
まだバラック状態なので、どこかでデジタルノイズが
アナログ部に混入しているのでしょう。
取りあえず無視することにしますw

また、iPadなどのデバイスを接続したときに
「ブツッ!」という音が出てしまうので、
iPadを接続したあと、
アナログ部の電源を入れるようにします。

#後で気付いたのですが、
#長時間聴いていると片方のアンプの
#トランジスタが妙に熱くなっているので、
#どこかの結線をシクっているようです

まずは、JUJUのアルバム「Request II」
に入っている「I miss you」を再生してみました。
緊張の瞬間です…

取りあえず音が出た!ということで、感激のあまり、
手持ちのハイレゾ楽曲を片っ端から聴いてみました。

音の傾向としては、スピード感があって、
音の輪郭がはっきりとしているかな〜という感じです。

但し、音が若干硬い感じで、耳が疲れそうです。
また、低音域はモヤモヤしているので、
チューニングの甲斐がありそうです。

次はDAC部、I/V変換部のチューニング
(と、結線をシクったアンプの修正)
をしたいと考えています。
しかし、なかなか時間が取れませぬ。

写真は、現在の平衡型ヘッドフォンアンプ。
かなりのバラック状態です。

ブレッドボードには、D/Aコンバータと、
I/V変換部が載っています。
その隣にアンプ部×2の基板があります。
右側の青い箱は、両電源ユニットです。


【2015年2月15日】

◆Digi-Fiのムック本 no.15, no.16を買ってみた

D/Dコンバータ目当てでno.15、no.16を買ってみました。
うまいことI2S信号が出ていれば、
制作中の平衡型ヘッドフォンアンプに使えるのではないか
と思ったのです。

まずはさっそく、no.16,no.15の基板を組み立てて
AIMPを使い、96KHz/24bitのFLACファイルを
再生してみました。
全体的に音が重厚で、特に低音域の再現性が豊かです。

ですが、聴いているうちに耳が疲れるというか、
音が妙にテカっていることに気付きました。
電源はUSBのバスパワーですし、
この辺がネックなんじゃないかと思いました。

また、誌面に紹介されている通り、
iOSデバイスを繋いでみたのですが、
「消費電力が大きすぎます」と表示されてしまいます。

…これは、D/Dコンバータをセルフパワー化に改造して
試してみる価値がありそうです。

ということで、回路図は一切無いので、
基板のパターンを追いかけてみたところ、
基板のFS-LEDのすぐ上にあるR113(0Ω)を外すと、
USBコネクタのVBUSが本体から
分離されることが判りました。
これでセルフパワーになるようです。

また、エニュメレーション時に
セルフパワーデバイスと認識されるよう、
VBUSとGNDの間に1MΩを挟んでおきました。
具体的には、TP1とGND(C120のー側)に
1MΩの抵抗を半田付けします。

改造が済んだところで、さっそく試聴です。

音の粒がよりはっきりと出てきて、
繊細な音になりました。
また、iPhone6 Plusを繋いでみたところ、
ちゃんと認識されて再生できるようになりました。
但し、偶に「消費電力が大きすぎます」の表示…。

iOSの場合、
セルフパワーデバイスにはビタ1mAも供給しないため、
デバイス側のどこかで電力を消費している箇所があると、
このようになるようです。

考えられるのはパワーLEDのみなので、
試しにパワーLEDを外してみたところ、
iOS側から殆ど毎回認識されるようになりました。
(偶に認識されないのは意味不明)

一応、やったー!
このままケースに収めてHi-Resプレイヤーとして
使いたいところですが、やはり、音のテカり具合、
音場感は市販の物と比べものにならないため、
もうちょっと詰めてからにしようと思います。

特にD/Aコンバータ周りは遊び甲斐がありそうです。
秋月のUSB-DACのハイレゾ版みたいな感じ。

◆平衡型ヘッドフォンアンプ制作ちう

うまく波形が出ず、昨年末から放置していた
平衡型ヘッドフォンアンプですが、
ようやく波形が歪んでいた原因が判りました。

…というか、ただの配線ミスでした(www

D/Aコンバータ周りはこれで一旦完成ですので、
これからヘッドフォンアンプ部(L/Rの2個分)
を作成します。
しかし、待ちきれないので、
試しに以前作ったステレオヘッドフォンアンプの
L側にHot、R側にColdを入力して、
MDR-1Aを平衡ケーブルで繋いでみました。

なんというか、すっごく繊細な音だけど
輪郭はしっかりとしていました。
ちなみにプレイヤーはRaspberry Piに
Volumioをインストールして使いました。

完成が楽しみです…が、時間がなかなか取れませぬ。


【2015年2月9日】

◆SoundBlaster E5を買ってみた

Bluetooth対応のポタアンということで、CreativeのE5を買ってみました。
感想をいくつか挙げてみたいと思います

1)ボリューム

前面の質感溢れるボリュームと思しきツマミは、
厳密にはボリュームではなく、
HIDデバイスのボリュームコントローラとなっています。
クルクルと回すと、
iPhoneやPCのボリュームコントロールが連動して動きます。

これって、原音のデータにPCやiPhone側で
音量処理をしてからDACに流し込むタイプのような気がします。

もっと本格的なオーディオ用ヘッドフォンアンプでは、
PCやiPhoneでは音量の調節はできず、
原音のデータをDACでアナログに変換してから
本体のボリュームコントロールで音量を調節します。

ヘッドフォンアンプの中で、ボリュームは、
かなりコストの掛かる部品なので、
うまく誤魔化してコストを削っているうな気がします。
この選択は、音質への影響が大きいと思います。

2)ハイレゾデータ再生時の音質

ヘッドフォンアンプICにSONYのPHA-2と同じ
TIのTPA6120A2を搭載しています。
出音も結構似ているような気がします。
ボーカルが前に出てくる感じで、音場感がとても豊かです。
敢えて比較はしません(していません)。

3)Bluetooth接続時の音質

iPhone6+とペアリングをし、
ミュージックアプリからAACデータを再生してみました。

PCやiPhone直結の時と比べて、
音が明らかにテカテカして耳が疲れる感じがしました。
ずっと聴いているには少しきついかも。

Bluetooth接続はE5の売りでもあるので、
もう少し何とかして欲しかったところです。

4)取り扱いやすさ

iPhoneに直結したとき、
サンプリングレートは44.1KHz/16bitとなります。
これは他のヘッドフォンアンプでも同じなのですが、
ONKYO HF Player + HDプラグインを使うと、
(USB-DACが対応していれば)ハイレゾ再生が可能です。

しかし、E5の場合、サンプリングレートが
最大48KHz/24bitとなるのは少し惜しい気がします。
でも、明らかに16bitよりも音場感はあります。

また、ドライバを入れずにPCに接続すると、
標準USBオーディオデバイスとして、
サンプリングレートは44KHz/16bitとなります。
ドライバCDは付属しておらず、Creativeのサイトから
ASIOドライバをダウンロードすることによって、
始めてハイレゾ再生が可能になります。
ドライバのインストールを忘れずに...

5)総評

仕様は、オーディオ機器としてのアプローチとは明らかに違います。
どちらかと、
最近流行のポタアンに似せたPC・スマホ用ガジェットという感じです。

でも、ハイレゾ再生時の音は、なかなかのものです。
マニアックなので、
万人受けするアイテムではないような気もします^^;


【2015年1月1日】

◆謹賀新年

新年あけましておめでどうとうございます。
本年もYokoMuMu’s Contentsを宜しくお願いいたします。

ここんところオーディオの自作にハマっているので、
その関係のネタをアップしていこうと考えています。

最初の頃はピュアオーディオだったはずが、
最近は段々とUSB-DAC方面に走りつつあります。

あと、音楽関係ではクラシック・ピアノはまあさておき(笑)、
ジャズベースとしてライブデビューをする予定なので、
練習に励みたいと思います。
そのためにも、良い楽器が欲しいです(笑)

◆平衡型ヘッドフォン対応アンプ制作ちう

制作というよりは、試作の段階ですが…。

Raspberry PiにI2S接続でDACを繋ぐネタが
巷では流行っているようです。

その殆どはPCM1795を搭載したモジュールです。
I2S入力、電圧出力と、Raspberry Piで使うには
丁度良い仕様のDACになっています。

んで、僕がチョイスしたのはPCM1792A。
バランス型の電流出力のタイプです。

取り敢えずRaspberry Piに繋いでみたら、
波形は出てきました。

…が、なんだか歪みが大きいです。
歪みというか、、、
上下が綺麗にクリップされたような波形。

I/V変換前の波形では問題ないようですが、
データシート通りのNE5534を使ったI/V変換回路と、
OPA2134を使った2つを試してみたところ、
大体同じような波形が出てきました。

何故だろう!?というところで足踏みしています。


【2014年12月9日】

◆スマホ用(笑) USB-DAC搭載ヘッドフォンアンプ完成

ついに完成へ。

制作実績のあるヘッドフォンアンプに、
DAC(PCM2704)を搭載してみました。

ボリュームには新たに電子ボリュームを採用し、
音声ラインの雑音をできるだけ排除。

他にも、デジタル部とアナログ部の電源分離、
内部の信号伝送用のケーブルの高品質化、
オーディオグレードのコンデンサーの採用、
フィルムコンデンサーのみの使用など、
徹底的に吟味された回路の部品を使用しています。

スピード感とボーカルの艶やかさが際立つ
ヘッドフォンアンプとなりました。

よく聴くクラシックピアノ曲でも、
鍵盤のタッチやハンマーの躍動感までも
伝わるようなクリアーで解像度の高い音です。

ここだけの話、従来のCD品質の音源の再生では、
リファレンス機としているPHA-2の音質を超えました。

ということで、DACのノイズ対策でだいぶ悩みましたが、
予算の範囲内(15,000以内)で、
できる限りの高音質化を行いました。

スマホやタブレットで本格的に音楽を楽しむことができます。

スマホ用 USB-DAC搭載ヘッドフォンアンプの制作事例

次は更に本格的に、最新型のDACを採用した、スマホ用
平衡/不平衡出力型ハイレゾ対応ヘッドフォンアンプを制作予定です。
(部品はもう色々と注文しちゃいましたけど、あくまで予定…です)。


【2014年11月20日】

◆SONY PHA-2 ファーストインプレッション

自作アンプの制作を始めてから、
聞いた音の質感などを「オーディオノート」にまとめています。

今回は、NW-F886直挿しとSONY PHA-2経由、
そしてノーマル音源とハイレゾ音源についてノートにまとめてみました。
まだエージングを初めて1日半程度の途中ではありますが。

その中から判ったことを一つ二つ…

 1)このポタアンは、ヘッドフォンをめちゃめちゃ選ぶ。
 2)ハイレゾ対応ウォークマン用として使うよりも、
   iPhone/iPad用として使った方が価値がある。

1)について・・・

ヘッドフォンは、NW-F886付属品、AppleのEarPod、
SONY MDR-CD900ST、オーテク ATH-A900を使って試してみました。
音源は、SONY NW-F886に入れたハイレゾ音源(FLAC 192KHz/24bit)です。

その結果、音の質感など全体的な印象として、
 F886付属品<EarPod<ATH-A900<MDR-CD900ST
となりました。
下位クラスの方は、PHA-2を使わずウォークマン直挿しの方が良い音です。

なので、はっきりと言ってしまいますが、
数千円台のヘッドフォンではPHA-2を使う意味が全くないと言えます。
但し、2万円近くするMDR-CD900STでもまだ力不足な感じです。
というのは、直挿しの時と音の質感等に大差が無いためです。

ネットでは、MDR-Z7あたりが良い感じだという情報が流れていますが、
5万円って…よくそんな金みんな持ってるな。

2)について・・・

iPhone6 Plusにて聞き比べをしました。
条件として、以下の組み合わせで試聴してみました。
 ・使用ヘッドフォン:付属品のEarPod、SONY MDR-CD900ST
 ・使用ソフト:標準のミュージックプレイヤ、ONKYO HF Player
 ・音源:アップル・ロスレス音源(44KHz/16bit)、FLAC(192KHz/24bit)

簡単に結論だけを言ってしまいますが、
 ・iPhoneでの音楽再生の音質が見違えるように向上する
 ・但し、iPhone付属のEarPodでは却って音質が低下する(それなりのH/Pが必要)
 ・ONKYO HF Player + PHA-2を使うと、ノーマル音源とハイレゾ音源の差、
  直挿しとPHA-2経由の差がはっきりと判る

iPhoneが見事な音楽プレイヤーになってしまいました。
お〜、これは驚きでした。

ということで、発売から10年以上経っても全然音質の向上しないiPod/iPhone/iPadに
使用した場合のアドバンテージは十分に大きいと言えます。


【2014年11月19日】

◆SONY PHA-2を買いました

PHA-2は、俗に言うポタアン(ポータブルアンプ)の一種です。
特徴として、SONYのHi-Reso対応のウォークマンとデジタル接続できる点です。

中古のPHA-1が出回っているのをみて、のどから手が出そうになっていましたが、
ぐっと堪えて、PHA-2の値段が下がってくるのを待っていました。

この頃、自作でヘッドフォンアンプの制作にハマっている私ですが、
リファレンス機として一台は既製品が欲しいなあと思っていたのです。

で、さっそくエージング前の音質です。
変な味付けが無いというと聞こえは良いのですが、
音場の広がりや艶やかさがありません。
うーむ、一般向けのアンプなんてこんなもんか、という感じです。

ヘッドフォンは、SONYのMDR-CD900STです。
本当は不釣り合いなのかも知れませんが、私の中のリファレンスです。

ところで、自慢ではありませんが、
今制作中のUSB-DAC付きヘッドフォンアンプの方が自分好みの音であります。
色付けはしていませんが、リード楽器やボーカルの艶やかさ、
そして音場の広がりなど、ちょっと格が違う感じです。
#アンプ部の基板は完成、デジタルボリューム部は半田付け中、
#DACはブレッドボード状態、電源部は取り敢えず両極電源装置使用です。

今晩〜明朝に掛けてPHA-2のエージングをしてから、
もう一度比べてみることにします。
せめてハイレゾ音源の再生くらいは、はっきりと差を見せて欲しいデス。


【2014年11月17日】

◆電子ピアノ、壊れたヨ

久しぶりになってしまいますが、これは是非書いておかねば!
という記事がありますので掲載します。

まず、うちの電子ピアノは、KAWAIのCA-9500GPです。
「グランドフィールアクション」という鍵盤タッチが売りの電子ピアノで、
2012年の12月に買ったばかりのものです。

故障の経緯としては、今年の5月くらいから、
センターCの2オクターブ上のシb(ラ#)の黒鍵のタッチが急に硬くなりはじめ、
それと同時に同じオクターブのミb(レ#)の黒鍵のタッチも少し硬くなりました。
当時練習していた「月の光」では何回も使う箇所なので、とても困っていました。

買ったお店で修理について相談したところ、基本料金\23000(税抜き)、
それに部品代が掛かるというのです。

それでも頑張ってどうにかコンサート2回は乗り切りましたw

そして次のコンサートに向けて練習を始めたところ、
今度は1オクターブ下のシb、ミbも急に硬くなり始め、
それよりも下の黒鍵もいくつか少し硬くなったり、
打鍵するたびにピチピチと音がするようになり始めたのです。

いよいよ修理か〜と考え始めましたが、
既に次のコンサートが控えており、ドタバタしたくないので、
仕方なくライブ用に使っているシンセサイザーで練習しました。

そして、ようやく今年のコンサートは一段落。(ふ〜う)

いよいよCA-9500GPを修理すっか〜と思いましたが、
買ったばっかりなのに、3万円近く出すのは悔しいです。
それだけあれば、ベースの機材費に回したいです。

しかも、Webで調べたところ、同じ現象で困っている方が
何名もいらっしゃるではありませんか!
…ということで、リコールじゃないのかと考え、
本当に修理が必要なのかどうかを確かめるために、
そぉ〜っとキャビネットを開けて中を見てみることにしました。

中身は下のURLの「グランドフィールアクション鍵盤」の通りでした。
http://www.shimamura.co.jp/chibanewtown/index.php?itemid=79517
表で見て一目瞭然ですが、一番タッチのいいやつですね。。

で、どこがおかしくなったせいで硬くなったかというと、
鍵盤の一番奥にあり、ハンマーを持ち上げるための緩衝材的な役割をしているゴムの劣化です。

ゴムと言えば、経験のある方もいらっしゃると思いますが、時間が経過するにつれ、
カピカピになって形が崩れるか、粘性が出てきてベトベトになるかのどちらかです。
触った感じだと、全部ゴムというか、スポンジの上にポリカーボネートが貼ってあるような感じにも見えました。
ポリカーボネートでも同様に、カピカピになるかベトベトになるかのどちらかです。

うちのピアノの場合、ベトベトになってハンマーが動かなくなるという現象でした。

試しに四苦八苦しながら癒着した部分をピンセットで分離して、耐酸化オイル(※)を
ゴム部分の上面に塗ってみたところ、元通りに綺麗に治りました。
試しに一日放置しましたが、問題ありません。
(注意:恐れ入りますが修理関係でない素人さんでは修理は不能です。自分では修理しないようにネ)

※一言で言えばエンジンオイル。もう一言言えばSUNOCOのレーシングオイル0W-30ですネ。

う〜ん、こりゃあ自分で完全修理するのは絶対に不可能だわ〜ということで、
取り敢えず原因が分かったところで、早速、KAWAIのお客様相談室に連絡し、
全ての現象を伝えてみました。
#結構根掘り葉掘り聞かれたので、どの部品がどのように劣化していて、
#オイルを少量塗ったところ改善したことも、白状しましたw

電話では丁寧に対応していただきましたが、
そのようなクレームは上がってきていないという回答でした。
同様の現象のある方、お客様相談室に電話するか、僕にメールください。
お客様相談室に伝えておきます。クレームも募ればなんとやら。

但し、重ね重ね恐れ入りますが、修理方法についてはお教えできません。
(というか僕も修理できません)


【2014年10月19日】

◆【自分用メモ】Windows7 64bitドライバをWindows8.1 64bitで使用する

SoftDSP社製のUSB接続のオシロスコープ SDS-200のWindows7 64bit用ドライバを、Windows8.1にインストールしたところ、デバイスマネージャで黄色の!アイコンが付いて使用することができなかった。

Windows7では、ドライバのデジタル署名を確認していることは知っていたが、Windows8.1からは、インストール用のINFファイルのデジタル署名も確認しているようだ。

そのため、デジタル署名されたWindows7用ドライバでも、Windows8.1ではインストールすることができなくなっている。

そこで、ドライバのインストール時にWindowsのデジタル署名の強制を無効化することでインストールを成功させることにする。但し、これはメーカー側が正式にWindows8.1用64ビットドライバを提供するまでの暫定手段とする。

手順:
 @コマンドプロンプトを管理者権限で開く
 Aコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行
  bcdedit /set TESTSIGNING ON
 BWindows回復メニューを表示する
  チャームの「設定」を選択し、次に一番下にある「PC設定の変更」を選択する。
  次に「保守と管理」項目を選択し、続いて「回復」項目を選択する。
  次に「PCの起動をカスタマイズする」項目のところにある「今すぐ再起動」
  を選択する。しばらくすると、どのモードで起動するか尋ねてくるので、
  「その他高度なツールを使用する」を選択し、再起動させる
  しばらくすると起動メニューが出てくるので、7)Disable Test Signing
  を選んで起動する。
 FWindows7 64bitドライバを入れる(ちゃんとインストールできるはず)
 G念のため、再起動してもドライバの動作に問題がないことを確認する
 Hコマンドプロンプトを管理者権限で開く
 Iコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行
  bcdedit /set TESTSIGNING OFF

あと、WindowsのスマートスクリーンをOFFにした方が良いそうだが、
どうしてもだめだったら試してみることにしよう。


【2014年9月28日】

自作ヘッドフォンアンプ第一号完成

 電子ピアノの夜間練習用として、ヘッドフォンアンプを制作してみました。
一応、電子ピアノにもヘッドフォン端子はあるのですが、何しろ音がギャンギャンしていて耳が疲れます。

 そこで、音楽にどっぷりと入り込んで練習できる(?)ような、しっかりとしたヘッドフォンアンプが欲しいと考えていました。

 巷では有名な自作ヘッドフォンアンプとして、Chu-Moy型やA47式などがあります。かくいう僕も制作したことがあります。簡単な回路なのに、透き通るような音がして、一時期ハマっていました。しかし、今回は低能率のオーバーヘッド型のヘッドフォンを使いたいため、電力増幅段のしっかりとした、パワーのあるものが必要でした。

 そこで、今回使った教科書は、CQ出版社「OPアンプMUSESで作る高音質ヘッドホン・アンプ」です。その中からヘッドフォンアンプの竹コースを選んで、まずは教科書通りに作ってみました。基板は、著者かP版.COMから取り寄せられるそうですが、今回は基板CADであるEAGLE(初めて使ったソフトなので難儀しましたが)を使って回路図と実態配線図を作成し、ユニバーサル基板上に組んでみました。左右チャンネルの回路を完全にシンメトリックに設計することはできませんでしたが、1点グランドなど基本的なところは押さえてみた積りです。

そして…音出し。
設計に時間をかけたお蔭で、一発動作!気持ち良いです。

 音源にONKYO C-733、ヘッドフォンはSONYのMDR-CD900STを使って、ポップス、ジャズ、クラシックピアノを聴いてみました。音質はというと、ボーカルは艶やかで、息遣いまでもしっかりと聞こえてくるほど解像度は高いです。弦楽器は音が混ざらず、それぞれの楽器として聞こえてくるので、大サビの盛り上がりのところでは、背筋がゾクゾクするくらい感動的です。

 ただ、伸びのある中〜高音域の一方で、低音域はよく言えば上品、悪く言えば解像度が若干良くない感じです。今回はMUSES02を使いましたが、著書の中ではMUSES01の方が低音の解像度は高いと判断していらっしゃるようでした。僕が勝手に想像するに、出音からして、なんとなくそれ以前の問題のような気がしていました。

 そこで、多分残留リプル電圧が影響してるんじゃないのかと考え、USBオシロスコープ(SDS-200)で電源電圧の波形を見たところ、数十mV程度の残留リプル電圧が観測されました。そこで、平滑回路にインダクタを入れて、ノッチフィルタを構成してみました。L=499μH,C=3300μFと、L=270μH,C=6800μFの2段構成で、124Hz(東日本限定ですが)帯の残留リプルを狙い撃ちします。結果的に、−12dBほど抑制することができました。副次高調波も抑えられています。なるべく内部インピーダンスの低いコンデンサーを使う所もポイントです。

 ちなみに、Cの値ですが、3300μF×2くらいに抑えようと考えていたのですが、倍の6800μFにしたところ、効果が大きかったので、2段目だけ大きなコンデンサを使いました。あと、インダクタンスも±5μH程度が理想的で、それより大きくても小さくても、効果は半減してしまいます。LCフィルタの特性は非常に急峻です。コイルは、2A 1mHのフェライトコア・コイルを買ってきて、半分近く解してから、LCメーターを見ながら調整しました(笑)

 そうしたところ、予想よりも解像度の高い低音域が出るようになりました。うぉぉ、すげえ良い音!
あと気になるところと言えば、音が若干シャリシャリしているところです。きっと、OPアンプの電源ノイズがパワー段に回り込んでいるのだと勝手に予想していますが、定かではありません。

 とりあえず、これならばOK!!!ということで、早速電子ピアノに繋いで運用を開始しました。音源の割にちょっと勿体ないような気もしますが、さすがに耳は疲れない上に、澄んだ音で練習も楽しくなりそうです。
実製作費は1万円までは行っていないと思います。

制作に関する詳しいレポートは後ほど…。

あと、お次はUSB-DAC内蔵のハイレゾ音源対応ヘッドフォンアンプを組んでみようと目論んでいますが、、、敷居が高そうなので、まずはSONY PHA-2を(できれば)買って研究してみたいと思います。


【2014年9月27日】

◆iPhone用ヘッドフォンアンプ

iPhoneの音に飽きてきたところで、ちょっと面白そうなアイテムを見つけましたので試してみました。
Lightningコネクタ接続専用ヘッドフォンアンプ「Deff DDA-L10RCBK」です。

これは、iPhoneのLightningコネクタから出ているUSBホスト機能を使った、いわゆるUSB-DACです。
ヘッドフォン端子から出ているアナログ信号を増幅するものではなく、デジタル信号のまま音楽データを取り出し、それをアナログ信号に変換してからアンプに通すことで、iPhone内部のノイズの影響を受けずに済むために高音質になる、というものです。但し、音質はアナログ信号に変換する時に使われるD/Aコンバータ、そしてアンプの作りに左右されます。

早速使ってみましたので、感想を書きたいと思います。

  • 無音時の「サー」というノイズが気になる(エージングをしたら少しだけ小さくなった)
  • 音質はクリアのようなノイジーのような、よくある安物のような感じ
  • 全体的に非常に高音域寄りになるが、中低音域がしっかりと聞こえるカナル型イヤフォンだと丁度良い感じ
  • 数種類のヘッドフォンを使ってみたが、ヘッドフォンのキャラクタがダイレクトに出てくる感じ(そういう意味で素直なアンプ)
  • 能率の低いオーバーヘッド型のヘッドフォンを使うと歪みが大きくなる(これは仕方ないか)
 iPod / iPhoneに高価なイヤフォンを繋いでガッカリされた方も多いと思いますが、このヘッドフォンアンプならば、まあまあ、イヤフォンの性能を活かしてくれるものだと思います。また、逆にiPod / iPhone付属イヤフォンを使い続ける場合、高音域寄りになりますから、人によっては「音が薄っぺらくなった」と感じる場合もあるかも知れません。
 もともと、USB-DACなんてものは一般向けではないのですが、このような価格帯で、イヤフォンの違いが実感できるようなものは、他にはなかなか無いと思います。

っていうか、iPhone6Plusを予約しました。
早く来ないかな〜


【2014年9月13日】

◆自作オーディオ復活

暫く自作アンプから遠ざかっていましたが、
ピアノ練習用のためにいいヘッドフォンアンプが欲しくなり、
色々と試し始めました。

もうきっと、耳が腐っていて、
ちょっとやそっと音が良くなった位じゃ判らないだろうな〜
と思っていたのですが、幸いにも、部品を変えた時の音の違いは、
はっきりと判るようです。

よっしゃ〜っ!て感じで、早速アンプを作り始めました。
レポートは後ほど…。

◆かなり久しぶりのウォークマン購入

ウォークマンと言えば、
家にある最新のものは8年以上前に買ったHi-MDウォークマンでした。
デジタルアンプ搭載で、Hi-MDの高音質さを余すところなく堪能できるという、
かなりマニアックなものです。

これに非圧縮音源(PCM)を入れて聞いていたのですが、
iPodの出音など屁のように感じる高音質さでした。
ところが、やはり便利さではiPhoneに禿しく軍配が上がっていたので、
ここ数年は押し入れの中でずっと眠っています。

それでも最近になって、「やっぱりiPhoneって音悪いよな〜」とか
「iPodとiPhoneを2台持ちするほど、両者の音質変わらないしな〜」と
思っていました。そこで、久しぶりに、
「高音質なポータブルオーディオプレイヤーが欲しいな〜」と思い始めました。

ネットで調べたり、店頭で色々と試聴して、色々な兼ね合いから
ウォークマン NW-F886をゲットしました。

本当はZX1が欲しかったのですが、7万以上出すとしたら(出せませんが)、
PHA-2をiPhoneに接続した方が音が良さそうだし、
(但しハイレゾ音源は再生できませんが)
便利なんじゃないのか?という天の声が聞こえて、
思いとどまりました。
どうにも、お尻のポッコリ(OS-CONが入っているらしい)が格好悪いですし。
PHA-2には興味津々なのですが、どうなんでしょ。

早速、moraからハイレゾ音源をダウンロードして聞いてみました。。。
う〜ん、NW-F880シリーズ単体だと、
さすがにハイレゾ音源の良さを実感するのは難しい感じです。
NW-F880自体が全体的に痩せた音で、
ハイレゾ音源の艶やかな音を表現出来るほどの器ではないと思いました。

ただ、溜め込んだライブラリの音を聞く限り、
全体的にはよくまとまった音質で、
これならばスマホと2台持ちしても惜しくはないと感じました。

付属のヘッドフォンは、本体との相性が良いらしく、
15,000円くらいの価格帯のヘッドフォンと聞き比べても遜色ないと思いました。
「ハイレゾ音源が残念な感じなのは、ヘッドフォンのせいか!」と先走って、
下手に安いヘッドフォンに手を出すと、相当に残念な感じを味わえるかも…。
どうせなら、ガツンと行きたいところです(行けませんが)。

また、iPodやiPhoneと違い、低インピーダンス、
低能率のオーバーヘッドタイプのヘッドフォンも(難なく?)
駆動できるところが良いです。


【2014年2月5日】

◆告知

これまで、DoCoMoのガラケーとSoftbankのiPhoneの二刀使いでしたが、
DoCoMoの方は殆ど使わなくなったので解約しました。

ということで、よく連絡を取る方にはメール等で案内を出しましたが、
「あれ?俺連絡来てねーけど?」という方はご連絡ください。
すみませんが、宜しくお願いいたします。

◆ピアノ練習

「月の光」の転調する前のところまで譜読みが終わりました。
本当は16分音符でジャリジャリとアルペジオを弾かなければいけないのですが、
まだゆっくりとしか弾けないので、何の曲だか判りません(笑)

ただ、録音したものをテンポを上げて再生すると、それっぽくは聞こえます。
まー焦らずに、ぼちぼちとやっていこうと思っています。

それにしても、
演奏会が終わったらドングリ遊びをしようと思っていたのですが、
他の人の演奏を聞いたら妙にピアノ熱が上がってきたのと、
暫くライブから解放されてクラシックに集中できるという嬉しさからか、
ピアノばっかりやっている毎日です。


【2014年2月4日】

◆ピアノカーニバル

2/2(日)にピアノカーニバルに参加してきました。
最終の部の最後から2番目の演奏ということで、
気合いが入りまくり、カチカチになっていました。

出来はというと、まーまー??
さすがに自宅で練習しているようには行きません。。

ただ、反響板が設置してあったお陰で
自分の音ははっきりと聞くことができました。
手前味噌ながら、音質は満足のいくものだったと思います。

完璧に弾けたら相当に良かったと思うのですが、
それだけが悔しいところです。


【2014年1月29日】

◆iPod nano (1st generation)

今更ながら、iPod nano 1st generationの交換プログラムを使って、
手持ちのiPod miniを交換してもらいました。

同一品の在庫があるとは思えないので、
もっと新しいiPod nanoが届くのだろうと思っていたのですが、
届いたのは、iPod nano 7nd generationでした。
(正方形で小さいやつ)

ん〜なんか微妙。
カーオーディオでは3nd generationまでしか認識しないので、
個人的には3rd generation(クリックホイール)か、
折角ならば最新の8th generationがいいな〜と思っていたのです。

取り敢えず放置中です。

◆ピアノ練習

今週日曜日に開催される演奏会本番まで残り4日。
録音練習で音をチェックしながら調整をしています。

ある音だけ強くなっていて耳につくとか、
スタッカートが均等になっていないなど、
録音したものを聞くと結構気になる点があります。

最初は自分の音を聞くのが嫌だったのですが、
段々まともになってきたような気がします。

演奏会が終わったら、またドングリ君と戯れる予定です。


並行して、同じベルガマスク組曲の「月の光」も練習中です。
春の演奏会までに完成させる予定です。


【2014年1月25日】

◆演奏会のリハーサル

今年も「ピアノカーニバル」という地元のイベントに参加します。
演奏曲目は、ドビュッシーのベルガマスク組曲より「メヌエット」。

この曲はかれこれ1年近く弾いている曲なのですが、
片手づつ練習しなおし、テンポを原曲程度まで上げてみました。

本番まで残り一週間。
できれば、もう少し完成度を上げたいと思います。

…で、今日はそのイベントのリハーサルでした。
30分の持ち時間があり、本番のピアノで練習するものです。

ピアノは何と、ベーゼンドルファーのインペリアル275。
これを弾かせてもらうのが目的の一つだったります!

でも、さすがに、うちの電子ピアノと象牙のピアノでは
タッチに差があり、最初の通し弾きではボロボロでした。
何回か弾いているうちにそれらしくなってきましたが…

持ち時間は30分ですが、本気で弾いていたせいか、
物凄く疲れました。

…で、その後、夕方からライブ出演&観覧。
今回は飛び入りで1曲だけ演奏させてもらいました。
本当に音楽漬けの日でした。


【2014年1月12日】

◆LPC810工作(続き)

先日の、LPC810の割り込み転送で
I2CのRTCとうまく通信できない問題では、
最早ファームのデバッグでは煮詰まってしまったので、
ロジアナを使って解析してみることにしました。

使用するロジアナは、
先月購入したZEROPLUSのLAP-C 16032です。
これをI2Cのプロトコルアナライザとして使ってみました。
初めて使う機材なので、教則ビデオを見ながら、
見様見真似でやってみました。

結構安かったのですが、思った以上に解析結果を
判りやすく表示してくれます。
(画像:RTCのHour/Minute/SecondレジスタをReadするパケット)
お蔭で、割り込み転送でうまく通信できない問題は
直ぐに判りました。

原因は、LPCのサンプルコード
(lpcopen_2_01_lpcxpresso_lpc812max)のバグでした。
これはI2CのROM APIを使うサンプルで、
periph_i2c_rom.cの中にある SendReadI2CMaster 関数の中で、
本来はi2c_master_tx_rx_intr APIを呼び出すべき所を、
i2c_master_receive_intr APIを呼び出していました。
道理でReadは成功するものの、値がめちゃくちゃな訳です。
やられた…。

ということで、ROM API化するメリットは
オブジェクトサイズの削減ですが、
どれくらい削減できたのかを最後に載せておきます。

○ROM API化前のROMサイズ

text data bss dec hex filename
3640 4 124 3768 eb8 TempClock.axf

○ROM API化後のROMサイズ

text data bss dec hex filename
2788 4 144 2936 b78 TempClock2.axf

ということで、I2Cの送受信をROM API化した結果、
オブジェクトサイズは832バイト削減することができました。

最後に情報として、ROM APIを利用せず、
lpc8xx_driver_libを利用した場合のコードサイズが
どれくらいかも調べてみましたので、
載せておきたいと思います。

text data bss dec hex filename
1408 0 108 1516 5ec lpc8xx_i2c.o (ex liblpc800_driver_lib.a)
652 1 40 693 2b5 lpc8xx_uart.o (ex liblpc800_driver_lib.a)

※パワーマネジメント系のAPIは、
同等のライブラリが見つかりませんでしたので、
省略してあります。

◆ZEROPLUS LAP-C 16032をWindows8.1で使う

ロジアナをインストールする時に、
Windows8にうまくインストールできずハマりました(~_~)

最終的にはどうにか回避して
インストールすることができましたので、
参考までに回避方法を載せておきます。

まず、付属のDVD-ROMからのインストールでは、
(1)アプリケーションのインストールと
(2)ドライバのインストールの2段階になっていますが、
(2)のドライバのインストールで失敗します。

原因は、ドライバファイルを所定のフォルダに解凍できないために、
その後のドライバの組み込みで失敗しているようです。

そこで、ドライバファイルを予め所定のフォルダへコピーした後、
ドライバのインストールを実行します。

<手順>

1.通常通りアプリケーション(LAP-C_Standard)をインストールする

2.<CD-ROMドライブ>\LAP-C_V31200_all\Driver Setupフォルダ
  にあるData1.cabを解凍し、その内容をC:\Program Files\
  PC-Based Instrument\ZEROPLUS\DRIVERフォルダへコピーする。
  解凍ツールは+Lhaca等を利用できます。

3.通常通りドライバをインストールする
  途中で本当にインストールしてよいかを尋ねるダイアログが
  現れるので、ここでは「インストールを続行」を選択します

こんな感じでインストールすることができました。


【2014年1月11日】

◆LPC810ネタ

トランジスタ技術2月号に付録としてLPC810と
実験用基板が付いてくるらしい、
ということで購入してみました。
LPC810はワンサカ(20個以上)持っているので、
付録がお目当てというよりは、
紙面の記事の内容がお目当てです。
日本語の情報は貴重ですからね!

…と思っていたら、特集では、
コードサイズの削減方法の記事は
「なるほど!」と思ったものの、
その他はSwitch Matrix Toolの使い方が
詳しく書いてあった以外に、
NXPのサイト以上の情報は無いように思えました。

既にLPC810を弄りはじめている自分にとっては、
ちょっと物足りない内容でした。

ところで、話題はトラ技から離れますが、
今はLPC810のROM APIの調査をしています。
時計付き温度計の実験では、バイナリサイズが
約3.7KByteと結構カツカツだったので、
低レベルドライバのコードサイズをもう少し
減らせないかなあと考えています。

ちなみに約3.7KByteというのは、
最適化をONにした時のバイナリサイズです。
デバッグ用ビルドとして最適化をOFFにすると
余裕でROMが溢れます(~_~)

最適化ONでも、
デバッグは何とかできるので問題無いのですが、
今後もっとコードを詰め込むとしたら、
機能の割に容量を食っている
低レベルドライバの辺から手を付けなくては
いけないと考えました。

今のところ、ポーリングでの転送はOKで、
割り込みでの転送では何故かうまく
Send&Receiveができません。
というか…
温度センサとLCDはSend&Receiveできているのですが、
なぜかRTCだけがうまくできません。謎です。

先月に買ってきたロジアナを召喚してみるか…?

◆お買い物

23インチのフルHD液晶ディスプレイを買いました。

モノはLG電子製です。安いやつが良かったので。
それでも、隣に展示していたI-O DATAの
もう少し高めのやつよりも綺麗に見えました。
どうなんだろ?

今はノーパソに繋いで、セカンダリディスプレイ
として使っています。
調べ物をしたり、プログラミングをする時は、
やはりノーパソの小さい画面よりは、
大きな画面で広々と作業した方が効率的ですし、
気分も乗ります!


【2014年1月6日】

◆2014年の抱負

今年の抱負は「やりたいようにやる」です。

色々なことが思い通りに出来たら、
どんなにスッキリすることでしょう…。

「なんだワガママかよ」という感じですが。
ワガママでも行き当たりばったりでもありません。

なんかこう、最近は色々窮屈な感じがしていて、
「もっと思い通りに出来たら良いのに」とか、
「余り手応えを感じないなあ」と感じています。

思い返してみれば、ここ最近は、
人の顔色ばかりを窺っていたような気がします。
日和見ばかりしていて、
ついつい保守的な考え方になってしまっていました。

そうではなく、今年は自分で積極的に言い出して、
そして言い出した事は責任をもってやり遂げるという意味で、
もっと大人になる必要があると考えました。

今まで、なかなか踏み出せなかったのですが、
言い出して、そして責任をもってやり遂げるという所で、
何らかの手応えが欲しいと思いました。

何だか深い話になってしまいましたね。

まずは、もっと図々しくなろうと思います(笑)


【2014年1月5日】

◆LPC810の実験記事

昨年の12月の中旬ころに着手して、
ライブだ何だかんだで延びに延び、
そのまま年を越してしまったLPC810の実験記事ですが、
正月休み中にどうにか完成させることができました。

今までに使ったことのない新しいチップを使うのは新鮮です。
しかも、この手のチップを使った工作でネックになる
I/Oの初期化は「Switch Matrix Tool」でほぼ完結するため、
だいぶ楽をさせてもらいました。
なかなか楽しめるチップです。
次のネタを考えるのが楽しみです。

◆ピアノ練習

2月の演奏会で演奏する予定のベルガマスク組曲〜
メヌエットですが、部分練習をしてテンポを上げているところです。

色々なピアニストの演奏を聴きましたが、
パスカル・ロジェによるベルガマスク組曲の演奏が好きです。

ベルガマスク組曲は全曲制覇したいので、
並行して「月の光」の譜読みも始めました。
今のところベタ弾きで全然雰囲気がありません。
あの感じを出すのは難しいです。


【2014年1月3日】

◆新年会

音楽仲間とカラオケ新年会をやってきました。
夕方にカラオケボックスに入り、フリータイムで明け方までドンチャン騒ぎ。
さすがに堪えたのか、今日は夕方まで爆睡していました(自爆)


【2014年1月1日】

◆謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
本年もYokoMuMu’s Contentsを宜しくお願いいたします。

相変わらず気まぐれですが、更新していきたいと思います。


【2013年12月29日】

◆ライブイベント

この界隈では有名なドラマーさんのお誘いで、
対バンでライブに参加してきました。

僕たちのユニットはPfとボーカル+
主催のドラマーさんという構成です。

演目は、ボーカルさんによる
ミュージカルの弾き語り(珍しい!)とジャズ、
ポップスをそれぞれ1曲づつ演奏してきました。
僕はPf担当で、2曲演奏してきました。

久しぶりのライブなせいか、
それともリハーサルがボロボロだったせいか(笑)、
本番ではピアノソロ以上に緊張しました。

が、どうにか完奏。
割と息も合っていたと思います。
超たのし〜!

ライブで知り合った友人(女性)はノリの良い方で、
アイドル系のビジュアルバンドを組みたいと言っていました。
僕はバッキングでピアノ担当らしいです。
また少し違った方向性に進むのも面白そうです(笑)


さてと…次は2月に開催される、
市主催の音楽会にピアノソロで参加予定です。

演目はクラシックピアノで、以前に練習していた
ベルガマスク組曲のメヌエットを演奏する予定です。

久しぶりに真面目に弾いてみたら
指が回らなくなっていたので、
正月に特訓する予定です。

正月かぁ〜。今年は色々とあったなぁ(意味深)
この日記も復活してもうすぐ一年です。


【2013年12月9日】

◆久しぶりの東京

お休みを貰ったので、
妻と平日の東京へ久しぶりに遊びに行きました。
昼間は個別行動にしようということで、
妻は5年ぶりという友達に会いに表参道へ、
僕はアキバへ…

アキバでのお目当ては、
MacBookPro用の1TB ハイブリッドHDDと
Beagle Born Black。

Raspberry Piもまだまだいじる予定ですが、
Beagle Born Blackも面白そうなので
手を出してみることに。

HDDは秋葉館ですぐに手に入ったのですが、
秋月ではBeagle Born Blackが丁度品切れ中で、
午後3時に入荷予定となっていました。

そこで、時間もあることですし、
街をブラブラしながら
入荷するまで待つことにしました。

PC関連では、Core2あたりを搭載した
程度の良い中古が1万円台で出ており、
用途を想像しながら眺めていたら
何だかワクワクしてきました。
ちなみにジャンクは6千円台〜。

今使っているノートも、
アキバで漁ってきたジャンクだったりします。

電子工作関連では、
マルツパーツ館でZEROPLUS製ロジックアナライザの
LAP-Cシリーズの最下位モデル
(とは言っても100Msps 16Ch)が
7千円台で出ていました。

プローブは別売りということで、
既存のユーザをターゲットにしているようでした。
現在使っているものと比べてもいい感じだったので、
ほぼ衝動買い的に買いました。

あとはボロボロになったコテ先の替えとか、
配線材など細々としたものを買い込みました。

それ以外の関係では、タブレットPCのスタンドが
3000円くらいで売っており、
寝転がりながらネットをするのに丁度良かったので
買ってみました。

ただ、箱を開けてみてびっくり…
作りはまあまあしっかりとしていたのですが、
梱包がひどく適当で、
スマートフォン用のアタッチメントが
バキッと割れていました。ん〜さすがは安物。

タブレットPCのアタッチメントはきちんと
包装されていて大丈夫だったので、
返品せずそのまま使うことにしました。

そうこうしているうちに15時になったので秋月を見に行ったら、
Beagle Born Blackが入荷していたのでゲット。
ついでに少し前から扱いを始めたというLPC810M021FN8(\80)を
何故か12個も買って秋葉原を後にしました。

そして表参道に移動し、
ヒルズで妻の友達に挨拶をしたあと、
イルミネーションを見ながらショッピングをし、
La Fee Deliceという店でガレットを食べました。
ここのガレット最高っす。

帰りの高速バスの中では爆睡しました。


【2013年11月18日】

◆Raspberry Piの電子工作

長らく放置していたのを、ようやくいじくり回してみました。

カラー液晶を接続するという記事については、
最初はSH-3 Linuxの記事としてアップしようと考えていたのですが、
16ビットインダイレクトモードでReadできないという
罠にはまっているうちに、こちらの方が先に完成しました。

まだ試してみたいことがあるので、記事は随時更新していく予定です。


【2013年11月9日】

◆LPC-Link2

LPC-1769やMARYボード用のデバッガとしてLPC-Link2をゲットしましたので、
動作確認のレポートをアップします。

まずは、LPC-Link2をRedlinkとして使ってみます。

LPC-Link2の外観を見ると、USBコネクタの反対側にあるJ6コネクタは、
LPC-Linkと形状が似ていますが、ピンが1本増えて9ピンになっています。

LPC-Link2の回路図を見ると、この9ピン目の割り当ては「ISP_CTL_OD」
となっており、LPC-Linkには存在しなかったピンであることが判ります。

その他の1〜8番ピンは、LPC-Linkと同じ名前のピンになっています。

そこで、LPC-Link2側の2番ピン(JTAG_TMS_SWDIO)をMCU側のSWDIOピンへ、
3番ピン(JTAG_TCK_SWCLK)をMCU側のSWDCLKピンへ接続し、
8番ピン(GND)をMCU側との共通GNDとします。

そしてLPC-Expresso(v5.2以降が必要だそうです)を起動し、
プロジェクトをコンパイル後にデバッグを開始してみます。

LPC-Linkの時はここで接続先の確認画面の中に「LPC-Link」という
名前が現れたのですが、今回は「Not Found」となり、
LPC-Link2を選択することができません。

そこで、ウィンドウの上の方にある「Search Redlink」にチェックし、
再度「Search」ボタンを押してみます。

すると、LPC-Link2がリストに現れるようになります。
後の操作はLPC-Linkの時と同じです。

操作方法は変わりませんが、レスポンスはLPC-Linkに比べて
だいぶ向上しているように感じます。
ROMの書き換えは格段に速くなっていますし、
モッサリしていたステップオーバーといった操作も
サクサクと動くようになっています。
結構イイ感じです。

ただ、何となく、Redlinkとして使うだけでは勿体ないような気がします。
NXPではオプションとしてロジックアナライザボード等も
準備中ということですし、楽しみに待つことにします。


【2013年10月13日】

◆FATファイルシステムのポーティング

LPC1114FN28/102へFatFsをポーティングし、
SDカードの読み書きができるようにしてみました。

ファイルの読み込みだけでしたらPetitFatFs
便利ですが、読み書きがが必要であれば
フル機能のFatFsを使います。

また、SDカードとの通信のために
低レベル層のAPIを書く必要がありますが、
サンプルにLPC176xのものが含まれているため、
これをベースに作成します。

参考までに、LPC1114FN28/102でPetit-FatFsと
FatFsを使った時のリード速度のベンチマークを
載せておきます。

おっと、単位は[KByte/sec]です。
(何故か消えちゃってる)


【2013年10月9日】

◆ファームウェア更新に失敗した無線LANルーターを復活

無線ルーターはBUFFALOのWZR-HP-G450Hを使っているのですが、
時々WiFiが繋がらなくなる等の不具合が目立つため、
試しに最新ファームウェアを入れてみることにしました。

と・こ・ろ・が…

更新中を示すLEDの赤点滅が待てども待てども終わらないため、
何を血迷ったのかACアダプタを抜いてしまいました。

そうしたところ、電源ON時にLEDの2回赤点滅となり、
エラーコードを調べたところFlushROM異常。
見事に召されてしまったのでした。

仕方なくiPhoneのテザリングに切り替えてWebを調べ回ったところ、
正規ファームを使って自分で復活することは不可能とのこと…

ただ、そこでOpenWrtなるファームウェアがあることを知り、
トライしてみることにしました。

情報元はこちら:
http://wiki.openwrt.org/toh/buffalo/wzr-hp-g450h

※「How recover from a broken firmware」の手順です

機能を強化したDD-WRTというファームウェアもあるのですが、
現時点ではWZR-HP-G450Hには対応していないようです。

ファームウェア更新の大まかな手順は次の通り。

1)ルーターを開腹し、シリアルポートにUSB-Serialコンバータを接続
2)TFTPとシリアルコンソールを使ってPCから転送したOpenWrtファームを書き込む

シリアルポートはI/O電圧が3.3Vなのでこの辺のものを使います。
手順通りの作業で書き換えは成功しました。

ということで、ルーターとして復活することはできました。

ただ…

電波法的には無線機の改造にあたり技適マーク不適合となります。
従ってWiFiは正式には利用することはできません。(デフォルトではDisableです)

ちなみに、電波法ではこのような機器での2.4GHz帯の電波出力は
10mWが上限とされていますが、設定項目には最大500mWまであります。
(数字だけ見るとやばそう!)
しかもデフォルトで最大です。

ま、物理的なアンテナは変わっていないので、
受信感度は変わりませんし、電波の貫通性も変わりませんので、
送信電力だけ上げても余り意味は無いと思います。

#厨房の頃、ハンディー機の終段を改造して
#送信電力を上げていたのを思い出しました。
#結局壊してしまいましたが…

そういう訳で、結構楽しませてもらいました。

写真は、ルーターを開腹してシリアルポートに
USB-Serialコンバータを接続して作業している所です。

一旦OpenWrtへの書き換えが成功すれば、
あとはsshでrootログインできますので(笑)、
シリアルコンソールは不要となります。
なので、きちんと接続する必要はありません。

◆リサイクル

実家の押し入れの中を整理していたら、
PC9801時代に使っていた音源ボードが出てきました。

その名もPC-9801-86(86音源ボード)

もう使う予定は当然無いので、
FM音源チップをハゲタカしてみました。

ついでにPCM音源を構成している
オーバーサンプリングチップとDAC、
録音用のADCも取り出してみました。

使い道としては、
以前に制作したS98プレイヤ(※)を
拡張してみようと考えています。

※ざっくりと言えばYM-2151(OPM)とPSGを載せており、
X1TurboとX68000用の曲(S98ファイル)を再生できるもの

そしてハゲタカしたのが下の写真です。
専用の工具は持っていないので、
ソルダーウィックと吸い取り器を使って
丁寧に取り外してみました。


【2013年6月19日】

◆ブログ移行計画

この日記システムはスマホには対応していないのです。
頑張って対応しても良いのですが、
面倒くさいのでブログを使う事にしました。

広告がうざいのでやめました。
引き続きこちらの日記を使います(汗)

引っ越し予定地は次の通り。
http://ameblo.jp/yokomumu0809/


【2013年6月15日】

◆LPCXpresso LPC1769を使ってみる

ここ最近の電子工作では
LPC1114ばかり使っていたので、
見分を広げる意味で
LPCXpresso LPC1769を使ってみました。

内蔵デバイスが豊富なのが特徴。
取り敢えずUSBとEthernetを
試してみることに。

実験用として
基板に乗せたパーツは次の通り。

 ・USBポート(Mini-B)
 ・SW×6 (Joystick)
 ・LED×3
 ・Ethernetポート

回路図はこちら
(手書き&雑ですみません)
LPCXpressoの回路図を参考にしました。
またLEDとスイッチは
サンプルプログラムが
アクセスしているポートを調べて
そこに繋いでいます。

何かの評価用ベースボードを
ターゲットにしているようですので、
それに合わせます。

まずはEthernetの実験。

LPCXpressoに添付されてきた
スタートアップガイドの通りに
サンプルプログラムを
ワークスペースに読み込んだ後、
「LPC176x_cmsis2_EasyWeb」を
コンパイル&実行します。

なお、Readme.txtには
tcpip.hを自分の環境に合わせて
変更するようにとあるので、
IPアドレスやデフォルトGWなどを
書き換えます。


そしてお次はUSBの実験。

USBライブラリ(サンプルプログラム入り)はこちら
USBライブラリのマニュアルはこちら

試してみたのはGeneric HID Deviceです。
SWとLEDをUSBから制御するサンプルです。

但し、このままでは
LPCXpressoでは動作しませんので、
以下ファイルを修正します。

BSP/LPCXpressoBase_RevB/bsp_LPCXpressoBase_RevB_17xx.h

#define USB_CONNECT_GPIO_PORT_NUM 0
#define USB_CONNECT_GPIO_BIT_NUM 21

上記部分を以下のように変更します。

#define USB_CONNECT_GPIO_PORT_NUM 2
#define USB_CONNECT_GPIO_BIT_NUM 9

回路図を見ると
信号線のプルアップ抵抗の
制御用ポートになっているのですが、
何故かコードが間違っていました。
(そしてハマりました)

その他はUSBライブラリの
マニュアルの通りでOKです。

HIDClient.exeを起動して
動作を確認できます。

他にもサンプルが沢山ありますので、
試してみると面白いと思います。

また、USBライブラリの中を見てみると、
他にもPrinterクラスや仮想MIDIポートなど、
マニュアルに載っていないクラスの
スタックも入っていました。

2日間ほどLPC1769で遊んでみましたが、
動作の安定性なども良さそうです。
結構楽しめました。

液晶の記事は鋭意作成中…


【2013年6月5日】

◆デジカメ買い換え♪

これまで2年半ほど使っていた
CanonのPowershot G11。

まだまだ現役だぜ!

と思っていたのですが…
何故かよく落とすデジカメで、
そのせいか色々とガタが来たので
買い換えることにしました。

それまでのデジカメは
1回も落下させたことが無いのに、
なぜかコイツだけはスルッと手を抜けて
地面に何度もダイブしてしまったのです。

という事で、EOS-Mを買いました。

ぼちぼち新製品?の噂が流れ、
だいぶ良い感じに値下がりしています。

新しい機種では
AFの性能が上がるらしいのですが、
G11と比べたらEOS-Mの方が全然高いので、
買い換えとしては全く問題ありません。

デジタル一眼レフのサブデジカメ兼
普段使いのデジカメとして使っていく予定です。

早速、レンズキットのEF-M 22mm F2.0と、
EF100mm F2.8マクロも試しました。
なかなか良い味を出してくれます!

↓の写真はEF-M 22mm F2.0での試写です。


【2013年6月4日】

◆ピアノ演奏会

通っているピアノ教室の演奏会が6/1にありました。

僕が演奏したのは、
ベルガマスク組曲の「メヌエット」という曲で、
4曲編成の組曲を1曲づつ4人で演奏しました。

組曲の中で
「月の光」はみんな知っていると思うのですが、
その他は聴いたことの無い人の方が多いと思います。

改めてマニアックな選曲だったかなと思いながら、
ついに4曲コンプ!という自己満足に浸っていました。

お次は6/29の草の根ライブに出演予定で、
これからレパートリーを引っ張り出して
練習するところです。

◆続・秋月3000円液晶

デモンストレーションを作りつつ、
制作事例の記事を書いているところです。


【2013年5月21日】

◆続・秋月3000円液晶

何しろカラー液晶を制御するのは初めてなので、
S1D13781F00Aのテクニカルマニュアルを片手に
時間さえあればいじくりまわしています。

これまでに実験したのは次のようなものです。

@図形描画

LCDCのフレームメモリへの図形描画です。
一応24bpp/16bppの2モードに対応しています。

 ・点描画
 ・直線
 ・塗りつぶされた矩形
 ・矩形
 ・塗りつぶされた円弧
 ・円弧
 ・フォント描画
 ・コンソール用の画面スクロールアップ
 ・フレームメモリ上からのビットマップ転送
 ・マイコンボード側のメモリからのビットマップ転送

速度的には塗りつぶされた矩形の描画が一番速いです。
LCDCのハードウェアの機能をそのまま使えるからです。

一方、一番遅いのは塗りつぶされた円弧の描画です。
最もピクセル数の多い図形のためです。

それでも、円弧は横線の積み重ねで描画するため、
BitBltエンジンを使って横線を描くと多少早くなります。

ただ、そういう使い方を考慮していないのか、
ベンチマーク的に描画を繰り返していると、
BitBltエンジンがいきなりストールして
以降何も描画されなくなる事があります。

いわゆるハードのバグってやつですね。(多分)

バグと言えば、
16ビットインダイレクトでCPUと接続している時、
RD信号をアサートしても何故か何もReadできません。

ロジックアナライザでバスをチェックしたのですが、
タイミング的には全然余裕なのに、
データバスにはデータが出てきません。

8bitインダイレクトではReadできました。
まさか、これもハードのバグじゃないよね…。

そんな理由から、今のところBitBltエンジンは
場所を限定して使っています。

Aダブルバッファリング

色々な図形を描画できるようになってくると、
次にアニメーション表示をしたくなるでしょう。

ただ、フレームメモリに直接描画する場合、
垂直非表示期間内に描画を完了させないと
表示がチラつきます。
しかし、非表示期間は1msと短いため、
描画できる内容はかなり限られます。

そこで、マイコン側のRAMに
1画面分のフレームバッファを用意し、
そこへ描画した後にLCDCへ転送することで
描画のために使う時間を稼ぐことができます。

もっと具体的に言うと、
30フレーム/秒でアニメーション表示をする場合、
1/30秒(33ミリ秒)以内にダブルバッファへの描画と
フレームバッファへの転送を完了できればOKです。

但し、これがまた難しくて…
次のような課題もあります。

 ・BitBltハードウェアを使えない
 ・LCDCへ転送するための時間が掛かる

ダブルバッファの内容は、
描画する前にクリアする必要があります。
そのためにメモリに00h,00h,00h…と
ポインタを使って書き込むのでは
時間が掛かりすぎてしまいます。

また、同じようにメモリ上に配置した
ビットイメージをダブルバッファに転送する場合、
ポインタを使ってコピーしていたのでは
これまた遅すぎて使い物になりません。

そこで登場するのがDMA (Direct Memory Access)です。
これをうまく使えばBitBltエンジンのような事ができます。
詳しくは後ほど纏めておきたいと思います。

もう一つの課題である
「LCDCへ転送するための時間が掛かる」も、
DMAを使えばかなり高速化することができ、
描画のための時間に対して
ほぼ無視できる程度まで小さくすることができます。

アーキテクチャ依存のコードにはなってしまいますが、
DMAは使わない手は無いと思います。

そんな感じでデモンストレーションを作りながら
纏めているところです。

写真:LCDCとSH-3マイコン。
ロジアナのプローブが僕の悶え具合を表現しています。

ちなみにロジアナはカメレオンUSBロジアナを使っています。


【2013年5月6日】

◆秋月電子3000円液晶の実験

秋月3000円液晶の実験の続きについてです。

これまで、S1D13781F00A評価基板とT-SH7706LSRは
8ビットインダイレクトモードで繋いで実験していました。

これは接続する信号線が少なく、
ソフトウェア的にもアライメントを気にする必要が無いために、
最も手軽に試すことができると考えたためです。

但し、描画速度はそこそこで、
ビットマップを次々に表示させてみると、
上からヌーッと描画している感じが残っていました。

そして次に、
なるべく高速な転送が可能な方法で接続するために、
16ビットインダイレクトモードに変え、
更にDMAで転送するようにしてみました。

この方法では、およそ1/25秒程度で
全画面分のデータの転送が完了します。
描画している感じは殆ど無く、
画面がパッパッと切り替わっていきます。

但しやはり、
垂直非表示期間(所謂VSYNC期間)が極端に短いために、
チラ付き無しの全画面アニメーションは厳しそうですが、
計器の表示など、画面の一部分を書き換えるくらいなら
アニメーション表示ができそうです。

1枚しかないPIPレイヤを使い回す事を考えたら、
十分な書き換え速度を出せた方が色々と便利そうだと
考えたからです。

少し視点を変えつつ、もう少し研究してみたいと思います。


【2013年4月28日】

◆SH-3 CPUでカラーTFT液晶ディスプレイを試す

秋月電子の店頭でデモンストレーションをしていた
4.3インチTFT液晶モジュールが面白そうだったので、
買ってきて遊んでみることにしました。

試してみることにしたのは、
TFT液晶モジュール(ATM0430D5)と
LCDコントローラS1D13781F00A評価基板です。
カラーTFTを試すのは初めてなのでワクワクしました。

ところで、秋月電子の店頭では
STM32 Discoveryボードを使って
デモンストレーションをしていましたが、
このデモンストレーションは恐らく
LCDコントローラの評価基板に付属の
デモンストレーションだと思われます
(間違っていたらすみません)。

メーカーのサイトにあるサンプルコードも
ターゲットがSTM32 Discoveryになっていました。

そこで、同じSTM32 Discoveryを取り寄せて
試してみようかとも思ったのですが………
自らの鍛錬のために敢えてハードルを上げ、
SH-3マイコンボードに繋いでみることにしました。

と、言いますか、SDカードから画像を読み込んできて
外部バスに転送できるようなマイコンボードと言えば、
うちにはTrinity製のT-SH7706LSRボードがあったので、
それを活用することにしました。

LCDCのデモンストレーションでは
マイコンボードとの接続にはSPIを使っていますが、
パラレルバスにも接続可能なので、
SH-3のバスに直結することにします。

そして作ってみたのが下の写真です。

以前に紹介したUSBホストボードの空きスペースに
LCDCを載せたので、多少ゴチャゴチャしています。

SDカードからBMPファイルを読み出して表示しています。
フルフレームで動画を表示できるほどの転送レートは
ありませんが、表示速度は速い方だと思います。
画面の消去ではハードウェアBitBltも試してみました。

制作にあたって苦労したのはノイズ対策です。
さすがにバスクロック32MHz超級のパラレルバスを
ETF電線で引き回したらクロストークして
まともに動きませんでした(自爆)

そこで、GNDの増強とフェライトビーズを制御線に挿入して、
どうにか動作させることができました。
#LCDCのデータシートの記載ミスでもハマりましたが(T^T)

製作記事は接続方法も合わせて
近日中に紹介したいと思っています。


【2013年4月25日】

◆LPCExpressoから秋月のI2Cキャラクタ液晶を試す

秋月電子のI2C接続キャラクタLCDモジュール
「ACM1602NI-FLW-F」を試してみました。

このモジュールの良い所は組み込みが手軽である事です。
最近のマイコンのコア電圧の主流は3.3V以下ですから、
デバイスのために別電源を用意しなくても済むという点や、
マイコンとの接続はI2Cですから結線が簡単です。

これらのことから、趣味の電子工作にはうってつけなのです。

今回はとりあえず味見という感じで
NXPのLPCExpressoから試してみました。

…で、まあ表示品質も良いですし、
使えるには使えるのですが、
少しヘンテコリンなデバイスであることも判りました。

コマンド一覧を見ると
ビジーフラグの読出しなどRead系のコマンドもありますが、
このモジュールに関しては
I2Cインターフェイスを介して書き込みしかできないため、
Readする術はありません。

従って、コマンドを実行したり
データを書き込んだりする度に
コマンド一覧にある「Exection time(実行時間)」
のウェイト時間を入れることが必要です。

少々タコな仕様ですが、
データシートやサンプルから想像が付くので
まあ良しとしましょう。

それにしても、もう一つの問題が大きいです。

それは、I2C通信に関してです。

I2Cのクロックスピードは最大100KHzとしていますが、
100KHz以下でも電源をOFF/ONしているうちの
何回かは不安定な動作をすることがあります。

更に電源ON後に安定するまで数十ms程度かかるらしく、
電源ON直後に通信を始めると永遠にNACKを返し続けるか、
ダンマリするかのどちらかです。

電源ON直後に50msのウェイトを入れ、
マージンを見てクロックスピードを
50KHz付近に落とすことで一応安定動作していますが、
これは経験則であり、何の根拠も無い値です。

普通に考えたら製品に組み込むことは
できないのではないかと思われます。

以上から、設計者泣かせのシロモノとも言えます。
まあ、、、動いたから取り敢えず良しとしますか。


【2013年4月22日】

◆ピアノ練習

ベルガマスク組曲のメヌエットを弾き込み中です。
段々とテンポが速くなってくると、
指が転ぶ箇所が出てきて壁にぶつかっています。

「ずっと同じ運指でだとそのうちに弾けなくなる」

そんな先生の言葉を思い出したので、
思い切って運指を数ヶ所変えてみました。

最初に譜面通りに覚えた運指でも、
ある程度練習を進めていくと
弾きずらくなる事がありますし、
逆に運指を読み替えて覚えても、
やはり同じく弾けなくなることがある、
という事が経験的に判っています。

これは、
筋肉の疲労など物理的なものもあるのでしょうが、
「何故か動かなくなる」という、
メンタル的なものもありそうです。

バットの素振りのように体に染みこませようとしても、
ピアノの場合は同じ所を繰り返し100回練習したところで
弾けるようになるというものではないようです。
(バットの素振りでも同じかも知れませんが)

◆ジャンクPC

何となくジャンク屋をウロウロしていたら、
DynaBookSS RXのジャンクを見つけました。

欠陥は「筐体の損傷あり」で、
BIOSまでの起動のみ確認済みで6000円。
Core2Duo搭載でこのお値段はお得かも。

HDDを検索しに行く所までは動いていたので、
HDDを入れ替えれば動作するだろうと考え、
思わず買ってしまいました。

Linux用PCにしようとでも思っていました。

家にあった1GBのDDR2と80GBのSSDを入れて電源ON。
すると、SSDに入っていたWindows8が起動しました。
キーボードやディスプレイも大きな問題なし。
バッテリもヘタってはいなさそう。

筐体の損傷も「へこみ」だけなので、
内側から「ベコッ」とやったら直りました。

うひひ、得しちゃった。

今のところそのままWindows8で運用中です。
そのうちにLinuxをマルチブートにして
遊び倒そうと思います。


【2013年4月18日】

◆続・リラックマスピーカー2

暫く記事を更新していなかったリラックマスピーカーの件。

サプライズの隠し機能を仕込むのに数ヶ月を要しましたが、
どうにか完成し、プレゼントすることができました。

概要はこんな感じです。

  • スピーカー
    iPhoneを繋ぐとスピーカーとして使えます。

  • 電子メトロノーム
    リラックマの頭の上(スイッチ)ポンポンと叩くと、
    その速さでメトロノームが鳴ります。
    シンセサイザICを使ってリアルな音を再現した所が
    拘りポイントです。

  • オルゴール
    頭のスイッチを押しながら電源を入れると、
    隠し機能(?)のオルゴールが鳴ります。
    このオルゴールはI2C EEPROMに書き込んだ
    標準MIDIファイルをPSGで演奏しています。
という事で、次は何を作ろうかな(笑)


【2013年3月23日】

◆草の根ライブ

地元の草の根ライブに参加してきました。

主催してくださったのは、
この界隈では有名なドラマーさんです。
3年ほど前にジャズ歌伴のピアノで出演して、
それ以来のお付き合いです。

僕は今回、ピアノとサックスのユニットで参加。
1年半くらいしか練習していないけれど、
YAMAHA WX5(ウィンドシンセ)の演奏を披露しました。

めずらしい楽器が登場したなあ…と会場が
ザワめいて面白かったです。

ベルガマスクの譜読みが終わったら、
WX5のライブ用のレパートリを増やしたいです。


【2013年3月17日】

◆ピアノ練習

ベルガマスク組曲の「メヌエット」
譜読みも大詰めに来たところで…

パスピエをやる予定だった人が
出られなくなってしまったので、

代わりに先生がトリを演奏することに!


メヌエットとパスピエは中でも難曲なので、
完成度もそれなりで手を打とうとしたのですが、
このままではメヌエットだけがgdgdに…

これはマズい!

ということで完成度を上げなくては!
と、焦る演奏会1ヶ月半前。。


【2013年3月10日】

◆I2C ROMライタの制作

LPC1114FN28/102を使った制作の中で、
EEPROMにあらかじめ用意しておいたデータを扱うことから、
まずはシリアルEEPROMライタを制作することにしました。

そして制作したブツが下の写真。

PCとのインターフェイスは
FT232RLを使ったUSBシリアルです。
このチップはSSOPで半田付けしずらいので、
使う度に気が重くなるのですが、
何だかんだ言って5〜6回は使っています。

#PL-2303SAのチップ単体が
#もっと簡単に手に入れば良いのですが…

そしてホスト側のソフトウェアには余り手間を掛けたくなかったため、
MacOSXのシェルコマンドだけでRead/Writeできるようにしました。

Write時: $ cp /dev/tty.usbserial-xxxx
Read時 : $ dd bs=1 count=32768 if=/dev/tty.usbserial-xxxx of=

今のところRead/Writeとも9600bpsです。
もっと速度が必要になったらハードフロー制御も機能させたいと思います。

また、対応デバイスは 24LC256/24FC256/24LC512/24FC512 のみです。


【2013年3月5日】

◆続・USB DACキット

結論から言うとPC用のオーディオ出力デバイスとして
普段使いは厳しいかなというところ。

そ・こ・で、オモチャにして遊ぶついでに、
秋月のD級アンプキットと繋げてみることにしました。
レポートは追々…。

◆ピアノ練習


4月末の演奏会に向けて練習中です。
曲目はベルガマスク組曲から「メヌエット」。

今回は4人で組曲の4曲を網羅するという
壮大な計画が進行中です。

もう「プレリュード」や「月の光」は
譜読みが終わって弾き込んでいる頃だろうな。。

メヌエットとパスピエの2人は、
ヒーヒー言いながら譜読みをしている段階です。

まだ部分部分で細切れな上に
超ゆっくりしか弾けないのですが、
少しずつ曲の姿が現れてきた所です。

少し慌ててる。。


【2013年2月16日】

◆USB DACキットに手を出してみました

秋月電子で販売しているAKI.DAC-U2704を試してみました。

今回USB DACキットを試してみようと思ったのには理由があります。
居間のテレビにMac miniが繋がり、
動画鑑賞やネットブラウジングに使い始めたのですが、
ライン出力の音質が良くないのと、
HDMIオーディオ出力でTVから出力した場合、
レイテンシーが大きくて
音楽系アプリを使う場合に気になっていたためです。

それなりのUSBオーディオだと
それなりのお値段もしますし、
じゃあ遊び(?)も兼ねて
手軽なもので試してみようか…
ということにしたのです。

最初から別売のコンデンサーの
グレードアップキットに交換してみました。
デカップリングコンデンサを
より低ESRのものに交換するのと同時に、
発振防止のためのフィルタ回路も強化します。

早速組み立てて音出し。

実は半信半疑でしたが、
ずいぶんと艶やかな音がします。
敢えて言えば…
その割に解像感が無いかな〜という所です。
出力段のバッファ次第で変わりそうな気はします。

そして折角ですので、
C5,C6,C14,C15,C16をOS-CONに交換してみます。

OS-CONはエージングが必要ですので
直ぐには結論は出せませんが、
初期の状態で電源ノイズはFGに比べて
トータルで+4dbほど増加しています。
(デジタルオシロで観測)

エージングが進むにつれて
どうなっていくかが楽しみです。

また、出力段のカップリングコンデンサには
ある程度エージングをしたものを使いましたが、
音の繊細さが明らかに向上しました。

という事で、エージング進行中。
続く…


【2013年2月11日】

◆ピアノカーニバル

先週はピアノカーニバルに参加してきました。

目立つ弾き直しがちょっと悔しいけれど、、、
入魂して弾けたのが救いかなというところです。

ニコニコ動画にアップしました。



【2013年2月2日】

◆リハーサル

ピアノカーニバルのリハーサルに行ってきました。

本番のホールで本番のピアノを使って
音の出方を確かめます。

ある程度大きなホールでの演奏では、
客席側と演奏者とで聞こえ方がだいぶ違うため、
客席側で録音したものを後から聞いて確認します。

それにしても、
客席には誰もいないホールで
一人で音を出しているのは不思議な感覚です。

◆リラックマメトロノーム

YMZ294を使ったメトロノームユニットですが、
I2CのEEPROMも組み込んでみました。

LPC1114のI2Cバスの制御は難解で、
ユーザーズマニュアルだけでは
コードを書ける気がしません。。。

よって、サンプルプログラムを動作させ、
実際の動作からユーザーズマニュアルの記述と
照らし合わせてみました。

ぶっちゃけ、ユーザーズマニュアルの
ステートマシン風の図の通りです(笑)
「あ〜そういう事を言いたかったのか!」
みたいな。

コードで書くとほんの数行なのに、
マニュアルを読解するのは苦労しました。。

◆苦労話のついでに

マイクロコントローラの対極にあるものは
アプリケーションプロセッサです。
ARMアーキテクチャだとCoretex-A9とか。

ところで、マイコンボードというよりは、
Coretex-A9 MPコアを搭載したFPGAの評価ボードを
いじりたくてウズウズしているのです!

そこで、とりあえず雰囲気だけでもという事で、
現在、T-SH7706LSRにFPGAを接続して実験中です。
Linuxのデバドラを通してFPGAにアクセスする所までが
当面の目標です。


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