こんにちわ、たにぐうです。現在秋田県八森町、道の駅八森お殿水です。
あと1500mで、ついに青森県に突入だあー。今日(5/27)はけっこうな雨降りで、
移動がめんどーなんで停滞中。さて、秋田県旅人集う編です。秋田、中身濃いです。
いい人にたくさん出会えたなあ。 5/21(金)
象潟町→西目町→昭和町 晴 21km+ワープ50km
仁賀保で初めてライダーにピースサインされる。うれしいぞ。西目の道の駅に着くと、
おばちゃんに「行きも見たんだけど乗ってく?」と言われる。もう目的地に着いており
ちょっと迷うが、人の好意は受けるもの、と乗っけてもらう。どっか野宿できそなとこまで、
ということにしたが結局秋田大学へ。しかし、おばちゃん夫婦「ほんとにここでいいの?
もっとええとこないかなあ。」といってさらに北上。
元木山公園という所で降ろされる。ここはどこだ? 5/22(土)
昭和町→天王町 晴 13km どうやら秋田市の北隣の昭和町らしい。で、1つの結論。大ワープはつまらん。
いくら人の好意って言ってもなあ。完全徒歩には興味ないけど、これが続いたりすると
かなわんし。今後長距離乗せてもらうことはないな。 さて、この辺どうするか全く考えてなかったんで、とりあえず道の駅てんのうを目指す。
町中をくねくね曲がる国道101号をトレース。国道がオリエンテーリングしてるみたい。
看板なかったら迷うぞ。夜、道の駅でちゃりだー発見。なーんと、10月から日本一周中だという。
明日話すことにして、温泉入って寝る。 5/23(日)
天王町→大潟村 晴 24km 昨日のちゃりだーと話す。彼は10月に埼玉を出て、先に南を周り現在北上中。
長野県も通ってきたらしく、野麦峠、美ヶ原、渋峠など結構ハードなとこ走ってる。
松本も最近通っていて、アルプス公園で野宿したとのこと。何だか懐かしい地名いっぱいだ。
彼が元レーサーということもあり、いろいろ話して住所も交換。松田さんといい、
埼玉に来る時は寄って、ということに。今日は男鹿を回るという松田さんと別れ、大潟を目指す。
大潟村は八郎潟を干拓してできた村。人は村の中心に住んでいて、あとは一面田んぼ。
道はまっすぐ。ムボーにも、その直線路を歩いてやろうというわけだ。
13:30、直線路突入。車やチャリでも長いなーと思ったが、歩きだと果てしない。
結構歩いたなー、と思って地図見たらまだ3km。しかも日陰はない、歩道もない、
走ってる車は80km/h以上、日曜で交通量も多い。はー、しんど。
16:30、ちゃりだーに抜かれる。さらに30分ほどすると、後ろから呼ぶ声が。松田さんだ。 「荷物が歩いてたからすぐ分かった」
この先の公園でキャンプしよう、ということで彼には先に行ってもらう。 公園には先程抜いていったちゃりだーも来ていて、彼の差し入れで酒盛りに。 こちらのちゃりだーは、大分から来て、北海道のホテルで季節労働するという。 30代ぐらいでダンディーなかんじな方なので、勝手にダンディさんと命名しとこう。 旅人集結で、旅の話、自転車の話でおおいに飲み、話す。ダンディさんいわく、 「走ってて、子供とかに手振られるとすごいうれしいね。 あいさつ1つで心豊かになれるなんて幸せなことだ」 確かに。普通の生活で、こんなに知らん人にあいさつすることがあるだろうか。 5/24(月)
大潟村→八竜町 くもり/雨 22km
9時ごろにはみんな出発。昼過ぎ、大潟村縦断おわり。長かった。 北海道はどうなるんだろ。能代まで行くつもりだったが、野宿によさげな町民球場を見つける。 天気予報は雨なので、温泉で時間つぶしてここに泊まろう。スーパーで昼飯食ってると、 またもチャリダーが。富山から来たといい、やはり日本一周が最終目標という。 山形では松田さんに会ったらしい。何か旅人がニアミスしながら北上してる。 温泉から球場へ向かう道、車が停まる。「歩き旅?私も学生の時歩いて旅したことあるんだ。 今日はどこで寝るの?球場か、あそこなら大丈夫だ。私はそこの中学で校長やってるんだけど、 君が球場にいるなら後で寄るから」。20:30ごろ、先生やってくる。学生時代はあちこち旅し、 最後の春に九州を歩いて一周したという。あと1年で定年なので、そしたら奥の細道を歩くつもり。 童話が好きで語りもやるので、それを行く先々で子供達に披露するのだとか。 「泊めてあげてもいいんだけど、こういう野宿が大事だから」。うーん、旅人な先生だ。 1時間程話して先生は帰られた。差し入れのビール飲んで快眠。 5/25(火) 八竜町→峰浜村 雨/くもり 20km 朝、米をといでいると岩谷先生再び登場。なーんと、弁当をもってきてくれた。 行く時は学校に寄ってくれという。暖かいおにぎりがうれしい。 9時出発。ほどなく中学校。この先の話や、八竜町のことなど話す。町の歴史を ミュージカルにして上演したことがあり、先生はその演出も手掛けたという。 町民総出でこういうことやるのって、田舎じゃ大変なことだと思う。 「10月10日に釧路で校長会があるから、もし会えたらそこで会おう」。 生徒さんにも見送られ出発。能代市に入り、ログのバス停で一服。すると壁に一筆。 「足で歩く日本の道 天・地・無・憎の中に 夢と心と大地あり 平成七年十月十八日 埼玉の人間より」。 もひとつ、 「徒歩の旅 行方定めぬ 浮浪旅」。先達はこの道を歩いてる。 おいらも一筆。「歩き旅 知らぬ自分に 出会う旅」。 5/26(水) 峰浜村→八森町 晴 22km 朝、撤収していると、おとつい八竜の温泉で話かけてきた兄さんが尋ねてきた。 仕事休みで、いろいろ話そうと思ってきたという。 「自分はもう一歩が踏み出せんから、こーゆー人ってすごいなーと思って。自分にはできないから」 会社でちゃんと働くのも、こうやってあほうなことやんのも、 どっちも立派な才能だと僕は思う。 今日の道は藤の花が満開。八森に入り、鹿ノ浦という所で一服。 男鹿半島からここまでの海岸が一望だ。八森いさりび温泉では、海見ながらの入浴。 山ばっかだったんで解放感いっぱい、気持ちいい。 5/27(木) 八森町 雨/晴 停滞 雨降り100%なんで、道の駅で停滞。昼、売店にいくとお姉さんが、 「休んでって」とコーヒー入れてくれる。外は寒いのでそのまま食堂兼売店に居座らせてもらう。 お姉さんたちや配達にくる業者さんと話しながら、更新の原稿など書いて過ごす。 途中、ラーメンと蓴菜をごちそうになる。じゅんさい、植物の葉なんだけどゼリーみたい。 新しい味だ。うまい。さらに晩ご飯におにぎりまで作ってもらう。 晴れてきたんで外に出る。と、早朝停まってたデリカが戻ってきている。 おじさんに話しかけると、東京からイワナ釣りにきたという。そう、ここは白神山地だ。 でも最近は大物は釣れないという。しばらく話してビールや食糧いただく。 食堂に戻る。カウンターに弥生寿司のチラシを発見しゲット。お姉さんたちも時々行くという。 「また車で来たら寄って」と言うお姉さん2人に礼を言って東屋へ移動し設営。 マスのおにぎりと缶ビール、とてもしあわせな気分。 でわ、秋田県分データです。
所要日数 | 9日(5/20〜28) |
通過市町村 | 4市9町1村(象潟、金浦、仁賀保、西目、本荘、岩城、秋田、昭和、天王、男鹿、八竜、能代、峰浜、八森) |
距離 | 約140km+ワープ50km |
温泉 | 4湯 (象潟、天王、八竜砂丘、八森いさりび) |
歩行国道 | 2本(通算21本) (7、101) |
もう1箇月か。最近出てから何日とか全く気にならない。 ずーっと前から歩いていて、ずーっと先まで歩いてるんやろなあ、 というぐらいにしか思わないなあ。
Webmaster (galiya)wrote:
ども。いろんな人と出会ってるなぁ。旅の楽しみのひとつですね。 しかもいろんな物もらっているし。やはり人徳?それとも餌付けしたくなる 顔なんでしょうか。あ、今回からトップページの写真、替えてみました。 でかでかと顔が載っております。この顔見かけたら110番、じゃ無くて 私までメールくださいませ。何も差し上げられませんが、喜んで お返事だけは書きます。最近、いろんな方からメールいただいて もお、うれしいったりゃありゃしない。 皆さんからのメールが、更新の一番の原動力だったりします。