たにぐうです。今年もちーぼーに捕獲され道東へ。
開陽台って、哲学的な場所だといつも思う。
9/11(月) 芦別市→弟子屈町 曇り 車
ちーぼーの車にて一路道東へ。クルマは速い。
まずはオンネトー湯の滝へ。
駐車場から30分ほど森の中を歩く。
この滝は世界で唯一、マンガンが地上で生成されている場所なのだ。
そのため以前は滝上にあった露天風呂が、今は滝下に移されている。
しかし、である。
こんな深い森の奥だというのに、滝壺に群生している魚はなんとブルーギル。
誰やねん、こんな所に放した阿呆は。キャッチ＆キルせないかんぜよ。
温泉は適温でまったり。
阿寒湖は通過し、弟子屈の町へ。途中懐かしき弟子屈飛行場横を通過。
見覚えのある軽バンが止まっているが、セスナは留守。
町で買い出し後、屈斜路湖へ。
キャンプ場のランドリーで洗濯する間、
和琴半島の湖畔にある野湯群を狩りにいく。
一番適温な奥の湯は、石をきれいに積んで浴槽らしくしてある。
相変わらずいい湯なのだが、東風で波が高くちと寒い。
半島先端のオヤコツ地獄へ降りる。
あちこちで熱湯が湧き出しているが、
風呂を作って入るにはちと寒い。
水際を歩いていると足の下から震動が来る場所がある。
地球は生きているのだ。
国設キャンプ場にキャンプ。
晩、コタン温泉の露天風呂に入りにいく。
移住者と思われる地元のおじさんは、
「この辺の自然いっぱい土地は安いから、買うなら今のうち」と言う。
僕の日本一周に話題が及ぶ。
おじさん「それで何か商売しようとは思わんのかい？」
僕「いや、そんな気ないです。日本一周は俺の魂ですから。」
おじさん「そや。それを売っ払うようなら本物ではない。」
9/12(火) 弟子屈町→中標津町 雨 車
雨本降り。渋々撤収し川湯温泉へ。
きっつい酸性のお湯は健在。ずしーんと重い浴感。
ちょいと舐めたら歯が溶けているような感じが口に残る(爆)
悪天候で貧乏旅人のやることはタダ温泉巡り。
よって斜里から知床へ。
まずは岩尾別温泉。
２カ所ある露天風呂は、森の中でよい雰囲気。
ダートの道道をカムイワッカへ。
難儀する観光客を尻目にお湯の沢をスタスタ登る。
沢登りは楽しい。一番上の滝壺へ。
緑礬泉？らしきエメラルドグリーンな湯は目に入ると痛い。
滝壺の水深は2m以上。
下流を眺むれば谷間の向こうに海。
湯煙もうもう。これが貸し切り。
ここは、野生だ。これは熊も出るわ。
滑りやすい沢をサクサク下り、知床大橋の架かる大峡谷へ。
看板には「この先熊が高密度で生息します」。
「高密度」ってのが迫力ある。
展望台からは眼下に広がる青水色の静かな海。
原始北海道の一端はここか。
羅臼で熊の湯。熱めで人多し。
羅臼の町はずれ、国道の青看に
↑なんとか公園 XXkm
←国後島 25km
もちろん左に行く道路はない・・・。
雨があがり、雲も切れてきた。
懐かしの直線路を一路開陽台へ。
地平線、まっすぐな道、でっかい空、広がる大地・・・。
ここは独立した個の象徴だ。
本来の旅人は、単独で、人力で来るべきである。
自分が体験した限りでは、ここに集まる旅人には、
独立した個を持ち、必要以上に群れない奴が、他所より多いように思う。
設備は最低限、買い物、風呂なども遠くて不便、
風当たり強く天候は変わりやすい。
条件はよくないが、そんな事は問題ではない。
地平線、まっすぐな道、でっかい空、広がる大地、星降る夜・・・。
他に何か要りますか？
9/13(水) 中標津町→新得町 晴/雨 車
昨夜とうってかわって晴れわたる。
いつかまた必ず、徒歩でここへ戻ってくるぞ。
川北温泉へ。白濁硫黄臭の湯はおいしい塩味たまごスープ。
緑に囲まれた山の中。この辺の温泉では一番やな。
曇ってきた。屈斜路湖から津別峠を登る。 センターラインのない1.5車線路は、
白樺林の森をうねうね登る。
信州の峠に似ている。
道の駅温根湯でとうきび食し、ローカル瓶牛乳３種ゲット。
石北峠から２年連続の三国峠へ。２年続きで何しに来たかって？
決まってるやん、オッパイ山詣でに(爆)
昨年必死に行ったり来たりして探し当てた、
ベストビューポイントから オッパイ山を眺むれども、
びーちくの部分に雲がかかり不発。しくしく(爆)
然別峡鹿の湯。渓谷の露天風呂はやはり最高じゃ。
温泉好きなおじさん２人と歓談。しかし雨降りに。
テント張るのがめんどうなので、
昨年泊まった新得のテントハウスへ。
がしかし、テントのあった所はきれいに
舗装された駐車場。なぬ？
と、駐車場隅にきれいなコンテナハウス有り、
それが新しいライダーハウスだった。
電気もついて便利になったが、
代わりに何か大事なものが無くなったような。
9/14(木) 新得町→芦別市 雨 車
雨でやることも無くひとまず旭川へ。
ちーぼーは市場ににてじゃがいも60kg購入。
その後白金温泉の町営白樺荘にてまったり沈没。
早めに上芦別公園へ入り、東屋テント。
今回はちーぼーも貧乏なので、道中ふりかけごはんが続いていたが、
最後なので鮭を片ひら買い込みビアー飲んで晩餐だー。
塩焼き＆バター焼き美味。
ウイスキーとともにツアー最後の夜は更ける。
続きはこちら
