たにぐう@池田町ワイン城です。
ばりばりめーてー活動中(^^;
もちろん試飲のみで(^^;;

北の大地を旅していて一番おもろいこと、それは自分のような
ぷー太郎(ぷー子)な旅人(観光客ではない)が、うじゃうじゃいることです。
本州歩いてる時は、地元のおっちゃんおばちゃんと話すことが多かったんですが、
北海道では旅人といっしょになることが多い。

今の時期だと学生はおらず、仕事やめて旅に出ている人が大勢を占めてる。
歳も20〜30代が多い、つまり僕と同じぐらいの年代なんですよね。
これってけっこううれしい。本州じゃ同年代の人と話すことって少なかったからね。

中には夏は北海道、冬は沖縄でバイトして暮らしてる人もいる。
こわれてるなあ。僕なんかまだまだかわいい方だ(^^;

ということで、北海道は旅人の溜まり場へ行って連泊するのが最大の楽しみ。
歩くのは手抜いて、こっち優先しよーっと(^^;;

さて日記の舞台は、北海道随一の旅人のたまり場、ふらのです。
やっぱり、もとい、当然連泊。

7/11 (日) 
岩見沢市→奈井江町 晴  32km

出発早々、岩見沢の街中でばあちゃんと立ち話。長野から来たと言うと、
息子が今長野に行ってると言う。休んでけって言うので、おうちにおじゃま。
牛乳冷たい。その息子というのがスキージャンプの西下和記(高校生ね)
ちょっとびっくり。今頃白馬で飛んでいるのかあ。

公園のSLで遊んでから国道12号を北上。
札幌で仕入れたザックの腰ベルトの効果はてきめん。めっちゃ楽。
今までのは一体何だったんだろう?

11時半に道の駅三笠。ツーリングらしき自転車が2台。
30ぐらいの兄さんと姉さんが話をしていて、そこに加わる。
兄さんは札幌の人で日帰りサイクリング、姉さんは鹿児島の人で、
いきなり自転車買って北海道に来たという。もちろん自転車は初めて。
人の家や交番で野宿もしたそうな。つわものや。

暑いあつい。美唄市に入り、日本一長い直線路(29.2km)に入る。
長すぎて歩きじゃよーわからん。公園で休んで飯を食い、今日はナイター開催。
真っ暗な直線路を歩き、道の駅ないえに着いたのが21時。

ログハウス風の建物で軒下広く、快適野宿。

7/12 (月)
 奈井江町→砂川市 曇り/晴  19km

出発準備してると雨が落ちてきた。雨宿りついでに原稿書きと日記つけ。
巨大なザックを見た山屋のおばちゃんに話しかけられ、しばし歓談。
帰り際に山用に持っていた食料たくさんもらう。ありがとう。

温泉で時間をつぶし、一気に砂川市へ。むしてる。暑い。
直線路完歩目前でキャンプ場へ吸い込まれる。
ちょうど江別で会ったチャリダーのおじさんがいて、隣に設営。
このおじさん、日本一周中でもう1年2ヶ月になるという。しかも、
たにぐう憧れの口永良部島(鹿児島県)に1月いた、ということから
話が盛り上がってしまう。お遍路さんもやったらしく、僕が冬にやると言ったら、
「冬は誰もやらんから絶対ウケるよ」と言われる。無謀なのか?
旅の話題に花が咲き、22時半就寝。

7/13 (火)
 砂川市→芦別市 晴/雨  31km

今日もムシ暑い。ペースはあがらんし、休もうにも日陰がない。
13時、赤平のコープでひるめし。あ、雨や。傘さして歩く。
コンビニで休んでいると、軽トラからおじさん降りてくる。
おじさん「どこから?」、僕「長野です」。以上。
店から出てきたおじさんはアイスクリームをくれて、去っていった。
めちゃうれしい。

今日の夕暮れはすごい。白桃色というか、クリーム色
というか、とにかく光ってた。東には巨大な虹。
でかすぎてはしっこしか見えない。

ナイターとなり、上芦別公園に20時半。つかれたー。

7/14 (水)
 芦別市→富良野市 雨  5km+車18km

雨の中へろへろ歩いていくと、車停車。しめしめ。おばちゃん2人で、
芦別へドラマ「GTO」のロケを見に行っていたという。おばちゃんいわく、
「前乗せてやろ思って停まったら、ムッとした奴がいたんだよ。
断り方ってもんがあるのにねえ。」もっともである。

歩きだと、完全歩行を目指す人と、旅の方を重視する人(=僕みたいなの)とが
いるからややこしい。車で停まってくれる人は、何かしら気になるから停まるわけで、
乗るにしろ乗らんにしろ、謝意は示さなあかんと思う。

富良野駅で降ろしてもらう。雨なのでライダーハウスにしよう。
やげん(青森4)にいたイー(茨城V-MAX改め)が、
いいと言ってた「別館よしだ」へ。
玄関入ると「おおっ!」「あーっ!」
なんとイーがいるではないか!再会を喜ぶ。
彼らはあの後稚内まで行ったが、ジー(熊本ハーレー改)のハーレーの調子が
悪く先にここへ来たという。

他にサラリーマンライダー氏とママチャリの川崎娘あり。
みんなとひとしきり話したあとは、みんなだらだらごろごろ。漫画読んですごす。
なんか、やげんと同じやぞ。

夕方、洗濯、風呂とこなしてばんめし。こういう時やないと落ち着いて作れんからな。
やっこに味噌汁に100円ショップのコロッケ。品数おおいぞ。食い過ぎたー。

さて、食後は宴会だー。ここのオーナーも加わり、オーナーさし入れのワインで乾杯。
ワイングラスでワイン飲めるなんて、めっちゃぜいたく。
行者にんにくなるものも食う。見た目はねぎだが味はにんにく。
うめ〜。3時ごろまでのみまくる。ひっく。えへ。

7/15 (木)
 富良野市 晴/雨  12km+ママチャリ12km

酒のせいで9時半起き。ムシ暑い。川崎娘が掃除機かけると言うので、
おいらは食器洗い。こういうことはみんなで分業するのがマナーってもの。

片付けおわるころ、早朝に出発したサラリーマンライダー氏が戻ってきた。
昨日宴会で話題になった中富良野の温泉に行ってきたという。
その話を聞いてうちらも行動開始。

僕は歩いて出発。駅前の来々軒でラーメン食って、農道を中富良野へ。
まずはラベンダーを見に行く。2時間ほどで富田ファーム。
おお、あざやかやん。こりゃ見にくる価値はあるなあ。人も多いけど。
1時間ほどラベンダー眺めてぼーっとする。

夕立がくるが、隙をついて温泉へ。この温泉、パチンコ屋の駐車場で掘りあてられ、
そこにプレハブを建てただけのもの。向かいにホテルを作っていて、
それまで湯を流しておくのはもったいない、と作られたそうな。

一応部外者禁止だけどみんな入ってる。う〜ん、満足。
食塩系の湯だな。浴槽は木だし。何より今年だけっていうのがよい。
プレハブでも味がある。さて帰るか、と外へ出ると、南の空は真っ黒。
やば〜、雨具持ってないしな〜。雨宿りモード・・・。
と、女湯からママチャリ川崎娘が出てきた。

「2ケツしてく?」。やった、助かった。しかしこのママチャリ、
どノーマルやぞ。ママチャリダーの場合、キャリア付けたりして改造してあるのが
普通だが、これはそこらを走ってるのといっしょ。おそれいった。
こんなんでよー来るよなあ。交代でこいで富良野へ戻る。

ライダーハウスに帰ると焼肉の準備がされている。なーんと、鹿肉である。
新たにハーレーのねえちゃんを加え宴会スタート。鹿刺し、とろけてく。
焼肉もうまい。ええもん食いすぎや。オーナーも加わり11時ごろまで飲んだくれる。
うい〜。おひらき後も目がさえて眠れないので3時半までマンが読んで就寝。

7/16 (金)
 富良野市 晴  ママチャリ32km

蒸し暑い。ママチャリダー川崎娘を見送った後、オーナーの
ママチャリを借りて麓郷へ。ここは「北の国から」の舞台。
ドラマ自体にそう興味があるわけではないけど、行ってみる。
五郎の丸太小屋は観光地モードでつまらんかったが、石の家とその周辺は
北海道の味が出ている。ここは冬に来たほうがいいなと思う。

ばんめしはイー、ジーと3人でオーナーから頂いた鹿ステーキ。
歯ごたえあってうまい。ごち。食い物にめぐまれてるなあ。

7/17 (土)
 富良野市市街→同市山部 曇り  11km+車4km

昼過ぎにイージーの2人に見送られ出発。国道を南下。さすがはふらの、
ライダーだらけ。みんな手を振ってくれるんがうれしいぞ。旅人が多い証拠。

山部のキャンプ場が今日の寝床。足に蚊柱ができるほど蚊が多い。
足も手もボコボコ。
さあ、あそびモードから歩きモードへ切り替えなきゃ。

Webmaster (galiya)wrote:

はぁ、やっと夏休みだよ。ってなわけでがりやです。
北海道に入ってから、やたらにのんびりしていたので、
少し心配していましたが、ちゃんと旅しているんだね。良かったです。

しかし、いいもんくっとるなぁ。うらやましい・・。
俺も旅に出ようかと思っちゃいます。

この時期になると、夏休みを利用して旅行に行かれる方が
増えてきますね。回りには、中国、チベット、北海道などなど
計画している連中がいます。いいなぁ。

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