たにぐうです。いよいよ徒ほほな旅のメインイベント。
歩いて竜飛詣でです。僕としてはここまで来れたら
もう満足。これで帰ってもいいぞ(コラ)でもしゃーないからまだ歩くかー。

というわけで、龍飛崎スペシャルその3は実行編。
青森県その3を兼ねてます。
ここだけは歩いていくことにこだわりました。
え、岩木山辺りで車乗りまくってたやんかって?
あそこは遊んでただけだし、一応足跡はつなげてある
んだな。そーせんと、たっぴにしつれーだからな。

6/10 (木) 
青森市内→オフ 晴 10km  

ちーぼーが上田より襲来。市内を歩いて洗濯しながら
待つ。その後ちーぼーの車で温泉行って、めし。
たくさん餌、いや食事をおごってもらいました。
くわしくは彼のレポートで。「津軽海峡冬景色」歌謡碑
が青森市にあるとは思わなかった。でも、たっぴの
歌碑の方が強烈やね。

6/11(金)
 青森市→蟹田町 曇り 29km

ちーぼーより、そーめん2kg、チョコ500g、ジュース
1lと、重量爆弾級のさし入れを受ける。ああ重い。
昨日の歌謡碑から出発。いよいよたっぴへの道だあ。

とはしゃいでいたのも最初のうち。道が狭く車は
びゅんびゅん。危ないやろぼけー!!かなり怒りまくって歩く。

夜。星がきれいなんでテントから首だけ出して
星を眺める。しかーし、今季初登場の蚊の襲撃を受け退散。あーかゆい。

6/12(土)
蟹田町→今別町高野崎 晴 26km

朝、ごろごろしてると、ギター持ったおやじがやってきた。
「1曲流しに来たけど金なさそーやな」なら来んな。

しばらくするとまたやってきて、めし食わせ
てやると言う。どーやら彫刻展をやってるらしい。
めしはよかったんだが、キャンパーに飯食わせて働かそうっていうのと、
おやじの発言に釈然とせんものを覚える。飯くれる人もいろいろだ。

気を取り直して出発。平舘で湯の沢温泉へ入る。
番頭のおじさんとなかよくなる。その後も、
高野崎まで人と話したり餌もらったりで楽しく歩く。
高野崎、ついに龍飛見える。来たでえ〜。

6/13 (日)
 今別町高野崎→同町眺海の森 晴 13km

明日の集会に備え、距離も短く温泉入ってだらだら。

6/14 (月) 
 今別町眺海の森→三厩村龍飛崎→オフ 晴 16km

さあ、メインのメイン。国道339号三厩→龍飛。
路がいよいよ狭くなり、漁村を縫うように走る区間。
いつもここに来るの夕方なんで、暗い感じがするのだ
が、晴れた午前中なので妙に明るく感じる。

11:30、宇鉄にて襲撃隊のがりや&たにぐう弟、ABNの2人が合流。
歩いている僕を撮ろうと前に後ろに走りまわってくれるのだが、
歩いてる本人よりつらそう。

ここから鐇泊、梨の木間あたりがこの道のいいところ。
小さな入り江と集落、洞門、木々の緑、海も今日は
青い。ああ、すばらしきかなたっぴ。

13:00、とーとーたっぴ。ああ、来たよ来た。しかも歩いて。
太宰文学碑に荷物をおろす。ここは本州の袋小路だ。
「諸君が北に向かって歩いてゐる時、その
路をどこまでもさかのぼりさかのぼり行けば・・・」
この一節は、歩いてくる人のものだったんだー。

さて、たっぴ詣で。文学碑の次は階段国道。この荷物で登るのけっこうきつい。
そして、あの、「津軽海峡冬景色」の歌碑へ!!
ボタン、ばしばし押す。歌が2番から大音量で響きわたる。
歌う。踊る。ぼくはあほ。5回は流れたか?さらに灯台へ。北海道もかすかに見える。
ああ、おれはまんぞくだあああああ!!!!


さて、今後の予定を考える。下北へ行くのであこーど号で移動開始。
これもたっぴお約束の、平舘不老不死温泉に入り、青森市へ。
靴流通センターで4000円投資しトレッキングシューズ購入。
投資額倍にしたんでその分もってくれるといいが・・・。

ばんめしは再びおさない食堂へ。野菜炒め定食に
ホタテの塩辛。ああ、ごちそーだ。
その後下北へ移動し、「大豆田」という国道沿いのPAで寝る。

6/15 (火)  オフ(下北早送りドライブ)

今日は、来週歩く予定の下北を、車で早送りドライブ。まずは恐山へ。
天気は晴れて明るいのだが、なぜか空気が乾いていた。からすに風車。
長野・群馬県境の廃鉱の空気に似ている。やはり軽々と行くとこじゃあないですね。

山道を薬研(やげん、と読む)へと駆け降りる。
すげえ、景色が、緑が流れるー!!いつも葉っぱ1枚
ありんこ1匹まで見てるから、逆に新鮮だ。

お昼。薬研着。ここ、野天風呂いいんです。まずはかっぱの湯へ。
ああ、ごくらく。気分は地獄谷の猿といっしょ。
そして、前回めざとく見つけた通称桜の湯へ。川、緑、ああ、ここええわ。
歩いてきたら連泊しそーだ(この時、このあとやげん
で起こる出来事なぞ、ちっとも予期していない・・・合掌)
昼めし食ってがりやお勧めの下風呂温泉へ。
共同浴場の床が板敷きでいい味出してる。3つとも長湯。

さて、いっぱい遊んだところで、たっぴへ連れ戻される。
19:30、たっぴは暴風。風力発電の風車がぐわんぐわんゆうとる。
炊事棟の陰に設営し、ばんめし。鰯と鯛を焼き、えのきと人参でみそ汁作る。
ビールで乾杯。ああうめえ。片付けたあと、炊事棟が開いているのを
発見。早速中にひっこし。快適だ。おやすみ。

6/16 (水) 
三厩村龍飛崎→今別町高野崎 曇/雨 26km

吉村氏からのさし入れということで、生卵10個もらう。このままでは持てないので、
2つ生で食ってあとはゆでる。コレステロールたまりそう。

9時出発。がりや&弟はここで帰る。僕の後ろをABNのレンタカーが伴走。
ビデオにて撮影される。と、パトカーやってきて
僕ではなくレンタカーの方が職務質問される。
どうやら密漁者と間違えられ通報されたらしい。笑いこらえんの大変だった。
お昼、リヤカーのばあちゃんにオレンジもらい、荷物ますます重くなる。
ここでABNも撤退。直後から嵐に。暴風攻撃の中、高野崎まで逃げ帰る。

6/17 (木)
 今別町高野崎→蟹田町 晴 26km

のど痛い。どーやら昨日の風で汗冷やして風邪ひいたらしい。
平舘で再び湯の沢温泉へ。入っていくと番頭のおじさんに、「
お、灯台にとこ歩いてるの見たから、絶対来ると思ったよ」、と言われる。ばれたか。
ゆっくり風呂のあと、おじさん今度は干したホタテと1000円くれる。
「がんばってな」、おじさんに見送られ出発。また来るでえ。

さらに進んで道端で休んでいると、むこうからばあちゃんやってきて、
干したホタテを大量にくれる。このへんの特産だそうで、
小さいのは干して出荷するらしい。いやはや、ごちそうさま。
蟹田まで戻り寝る。
やっと津軽終わりだー。明日は船で下北へ渡るぞ。
下北とっとと片付けて北海道だー。でものどいたい。
(↑注、この時は、本気でそー思ってた。)

Webmaster (galiya)wrote:

おおぉ。今回はアップロードが早いぞ。タイムラグは約5時間です。
バイトから帰ってきて寝て、起きたら原稿来てました。
最短記録更新か?ってゆーか、たにぐうさん、
あんた明日教員試験じゃないんですか?
原稿なんか書いてる場合じゃないって。

というわけでやっと津軽半島は龍飛崎に到着しました。
松本からの距離、約1000km。二ヶ月ですか。近いんだか遠いんだか
わかんないですけど、結構良いペースで歩きましたねぇ。

龍飛崎、初日は本当に良い天気でした。初夏の日差しの中
がんがん走りまわって写真とりまくっていました。なかなか
無いんですよね、そういう写真は。本人は道路の看板やら
風景ばっかりで、彼の歩いている姿ってのはほとんど無いんですよ。

36枚どり二本ぐらい使いました。まるで「運動会のパパ」状態。
おいらは先にギブアップして龍飛崎で昼寝していました。
最初に捕獲したのが龍飛崎の6〜7km手前だったんで結構時間はありました。
きもちよかった〜。縁側でうたた寝も良いけど、潮騒を聞きながら
昼寝ってのもまたいいもんですなぁ>ジジイか、おれは

そのうちスキャナを仕入れて、「写真館」の方にアップしたいと思います。

ABN職務質問事件、大笑いでした。帰りの車中にて
携帯に電話があって「あんなぁ〜、えへへぇ〜」って感じで。
いやぁ、なかなかおいしいツボを心得ていらっしゃる。
って、やろうと思って出来るわけじゃないんですけど。

と書いていたらABNの中村さんから「言い訳」(状況説明、ともいう)
のメールをいただきました。

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私たち、決して悪いことしてたわけではありません。
たにぐうさんの「ガンバッテ」いる姿を、いかに撮影するかだけを考えておりました。
しかし・・・。

外ヶ濱街道を東へ向かうたにぐう氏<<<15メートルほどの距離を
保って後をつけるレンタカー「ロゴ」号。
それを1時間半ばかり続けたころでしょうか、向こうからやってきた1台のパトカー。
(このとき、たにぐう氏は小休憩中。私たちも車から降りて、だべってました。)

:しまった。駐禁切られる!(走る)スイマセーン、すぐ動かしますぅ・・・。
警:いやいや、いんだげどね、あんだだぢ、なんが撮影してるの?
:(にっこり笑って)はい。この人が歩いて日本1周してるんで、それを追いかけてるんです。
あの、長野朝日放送です。青森朝日さんと同じ系列の・・・。
警:あ、そう。この辺密漁が多ぐでね。念のため(なんの?)免許証見せでぐれるかな?
:(さらに微笑みつつ)はいはい。ちなみに、こっちは社員証ですけど。
警:(住所など全て控えながら)うんうん、いやね、男女2人組が乗った変な車が、
周りをうかがうような目つきでカメラを回しながら、ゆっくりゆっくり
走ってるって、通報があっでね。1人でなく、何人もあっだもんだがら。
あんりゃ、長野から?大変だね。いや、今度電話きたら、ちゃんと言っでおいであげるからね。

・・・で、最後に
警:それで、いづ放送なの?

ごめんなさい。青森では映りません。
ちなみに、今回のスタッフ、2人とも、日本人離れした顔つきなものですから、
会社へ帰ってからもずいぶんと笑われました。
あー、びっくりした。でも社員証持っててよかった。初めて役に立った。

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うはは、よっぽど怪しかったんだろうなぁ。

今回は結構引っ張りますね、たにぐう。次回が楽しみです。
早いとこ原稿書いてくださいね。

んでわ
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