ZCoderとは、Power Macintosh上で動作する、Z-MUSIC Ver.2 及び、Ver.3の製作環境です。
いわば、MMLで音符を入力する、MIDIシーケンサです。ZCoder version.2では、MacOSX 上でZCoderの全ての演奏機能を利用できるようになりました。
ZCoderは、MacOS 9.1〜9.2.2、及びMacOS X v10.2.8 以降で動作するCarbonアプリケーションです。
ZCoderが動作するために必要な条件は、次の通りです。
MacOS9.1〜9.2.2 の場合 MacOSX v10.2.8 以降の場合 CPUPowerPC 603以上のCPUを搭載したPower Macintosh PowerPC G3以上のCPUを搭載したPower Macintosh メモリ 64MB以上 128MB以上 CarbonLib バージョン1.2.5以降(※) - その他MIDI音源を使って演奏するには、Opcode OMS及び、MIDIインタフェースのメーカから提供されているOMSに対応したMIDIドライバが必要です。 外部MIDI音源を使って演奏するには、MIDIインタフェースのメーカから提供されているMacOSXに対応したMIDIドライバが必要です。 ※MacOS9.1〜9.2.2には、バージョン1.2.5以降のCarbonLibがインストールされていますが、なるべく最新版のCarbonLibをインストールすることをお勧めします。最新版のCarbonLibは、Apple社のftpサイトより入手することができます。
ZCoder Ver.1.1 → Ver.1.2 への変更点は以下の通りです。
●バグ修正
- プレイモニタをフル表示にしたとき、ループ回数の表示が常に999になっていたのを修正
●その他の変更
- コンパイルウィンドウでの改行コードの処理を改善
- zmc3 v0.98.9 の組み込み
- z2m3 v1.26 の組み込み
- zmc2manの最新版を組み込み
●Web上のリソース
- ZCoderのインストール方法 Update!
このドキュメントには、ZCoderのインストール方法と、基本的な操作方法についてまとめてあります。
始めてZCoderを導入される方は、是非一読下さい。
(ちなみにこのドキュメントは、zmc2man内のmacintosh関連資料のダイジェストです)
- ZCoder Q&A(MacOSX) New!
是非知っておいて頂きたい使い方や、マニュアルでは取り上げられないZCoderの「濃いイ」使い方について紹介しています。
- zmc2man (わいやぎのwebページ)
zmc2manは、やぎ。氏によるzmc2/zmc3のMMLマニュアル 及び 導入マニュアルです。
こちらのWebページからzmc2manの最新版を入手することができます。●ZCoderのパッケージに含まれているドキュメント
- ZCoderヘルプ
チュートリアル 及び ZCoderの殆ど全ての機能についての説明が記載されています。
ZCoderの「ヘルプ」メニューから「ZCoderヘルプ」として参照することができます。
- zmc2man
やぎ。氏のご好意により、zmc2man(MMLリファレンス)をZCoderに同梱することができました。
ZCoderの「ヘルプ」メニューから「MMLリファレンス」として参照することができます。
次の有用なモジュールを提供して下さった、作者の方々に感謝致します m(_ _)m
●zmc2Lib / ztomLib / zmc2Lib / z2m3Lib
やぎ。氏の製作されたMMLコンパイラを、MacOSプラットフォーム用にコンパイルし直したものです。
●zmc2man
同じく、やぎ。氏がHTML化された、MMLマニュアル及び、導入マニュアルです。
(Macintosh関連の説明は、YokoMuMuが作成し、組み込ませて頂きました)●xg.zms / xg2.zms
mute氏に製作して頂いた、XG音源用のひな形です。
●YAMAHA MU2000(EX)音色名一覧
mute氏がHP上で公開されていたものをテキストファイルとしてお借りし、コンバートして組み込ませて頂きました。
●Roland SC-55/mkII/88/88Pro/8850, GM/GM2音色名一覧
EDIROLのHPでテキストファイルとして公開していたものを整形/コンバートし、組み込ませて頂きました。
●アイコン
栗栖 直也氏に製作して頂いたAquaアイコンです。
▲アプリケーションアイコン ▲ドキュメントアイコン
●ZCoder 本体のダウンロード
ZCoder本体はサーバ容量の都合でVectorライブラリサイトへ移動しましたので、そこからダウンロードしてください。
ZCoder ver.1.2のダウンロード (1.93MByte) Update!
・ライブラリサイトへの送付前にNorton AntiVirus 9.0.3 にてスキャン済みです
・アーカイブファイルは、StuffIt形式で圧縮されています
・導入方法やトラブルシューティング等については、導入マニュアルを参照して下さい※バージョンアップ時の注意点:
バージョンアップや、バージョンダウンを行うと、オプションの設定や、ZCoderの各ウィンドウの位置などの情報はリセットされます。
(元のバージョンに拠ってはリセットされない場合もあります)●サンプルデータ
・Sample1.zm3 (GM音源用データ, 9KByte)
ZCoderに組み込んだMMLのひな型(QTM用)から作ったオリジナル曲です。
拙いデータですが、動作確認用にどうぞ。
・zmc2 / ztom / zmc3 / z2m3のビルド環境 (Macintosh用ファイル) (265KByte)
これは、zmc2/ztom/zmc3/z2m3をZCoder用にビルドするためのプロジェクトファイルです。
ZCoderのアップデートを待たずに最新版のzmc/ztomを使うことができるようになります。なお、使い方については、それぞれのプロジェクトフォルダに入っているAbout...ファイルを参照して下さい。
ビルドには、Metrowerks CodeWarrior 7.2Jが必要です。(zmc2/ztomについては6.0Jでもビルド可能)・ZCoder SDK Version 1.0 (Windows用ファイル) (141KByte)
・ZCoder SDK について (Readme.txt)これは、ZCoderで作成した標準MIDIファイルを、Windowsのアプリケーションへ組み込んで利用するためのSDK(開発ツール)です。
ZCoderの再生エンジンをWindows/Macintoshのマルチプラットフォーム化し、更にSDKとしてパッケージにしたものですので、ZCoderを使って作成したデータの再生に対しては高い互換性があります。ループ演奏にも対応。また、他のMIDIシーケンサを利用して作ったデータも、SMF(Standard MIDI File)であれば再生することができます。
RCP/G18/G36(レコンポーザ形式ファイル)の再生にも対応しています。
今後のZCoderの展望について思いついたことを一言二言…。
来年の春以降にIntel Macが登場する予定になっています。しかしながら、現状のZCoder v2は恐らくRosettaを使っても動作しないと思います。なぜならば、ZCoderはCFM(コードフラグメント)のCarbonアプリだからです。
そこで、次期ZCoder(v3)では、取り敢えずはMach-O化し、Rosettaで動作するようにしたいとは考えています。再コンパイルをするだけなので、それほど手間は掛からない予定です。次期ZCoderについては、Intel Macでの動作を確認出来次第に公開する予定です。MacBookでザックリと動作確認を行いましたが、IntelMac固有の不具合は見付かりませんでした。
正式対応版については、開発休止中。
現在、正式対応版を鋭意開発中。
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